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検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドに沿ってWordPressブログを作る方法

SEOレポート

2017 年 12 月に Google は検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドを改訂しました。

SEO ノウハウは検索すればたくさん出てきますが、まずはこのスターターガイドを徹底的に読んで、足りない点をブログに取り入れてみましょう。最初はそれだけで充分です。

でも、WordPress でブログを運営しているなら、「いったいどうやってこれを実現するのか」という疑問が出てくるかもしれません。

そこで、スターターガイドの内容を WordPress ブログに取り入れる方法をご紹介していきたいと思います。

WordPress カスタマイズ前の注意点

本記事では、プラグインの導入を中心にカスタマイズ方法を解説しています。ブログに何らかの変更点を加える前は、必ずバックアップをとっておきましょう。

 WordPress初心者でも簡単にできるバックアップ方法

また、ご利用されているテーマやプラグインによっては、すでに該当する機能が搭載されており、カスタマイズにより機能が競合して正常に動作しなくなることもあります。

自分の WordPress ブログにどのような機能が搭載されているのか、カスタマイズが可能なのか、事前に調べた上で実施してください。

以下、「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド(2017 年 12 月現在)」に記載されている順に進めていきます。URL が含まれていない引用はすべてスターターガイドからのものです。

Google Search Console に登録する

スターターガイドの冒頭「はじめに」の部分にあるように、検索結果に自分のブログを載せるために特別な作業は必要ありません。

Google の検索結果に、ご自身のサイトを無料で簡単に表示させることができます。Google にサイトを送信する必要すらありません。

ただ、ブログを公開してからいつまでたっても検索に引っかからないようであれば、なにか問題がある可能性があります。

Google Search Console に登録する ことで、ブログが検索エンジンからどのように認識されているかチェックできます。

Search Console の登録をすませ、検索エンジンの仕組みもおさえておきましょう。

 SEO施策を考えるなら知っておきたい検索エンジンの仕組みと最適化

Google がコンテンツを見つけられるようにする

サイトマップを Google に送信する

次項の「Google がコンテンツを見つけられるようにする」では、サイトマップの送信が推奨されています。

このサイトマップは XML 形式で作成するため、「XML サイトマップ」とも呼ばれています。

WordPress にはサイトマップ生成機能がありませんから、Yoast SEOGoogle XML Sitemaps で生成しましょう。

サイトマップは Search Console から Google に送信できます。

なお、XML サイトマップだけではなく、RSS も同時に登録しておくとよいようです。

Google では、最適なクロールを行うために、XML サイトマップと RSS/Atom フィードの両方を使用することをおすすめしています。XML サイトマップによって、Google はサイト内の全ページに関する情報を取得することができ、RSS/Atom フィードによって、サイト内のすべての更新情報を取得することができるからです。

Google ウェブマスター向け公式ブログ: XML サイトマップと RSS/Atom フィードのベストプラクティス

RSS は WordPress で自動的に生成されていますので、以下のいずれかをサイトマップとして送信しておきましょう。

https://example.com/?feed=rss2
https://example.com/feed/

念のため、送信する前に実際にアクセスして表示されるか確認しておいてください。

クロール対象外のページを Google に指示する

特別な理由がなければ robots.txt はそのままで OK

「クロール対象外のページを Google に指示する」の部分では、robots.txt で望まないクロールをブロックするように記されています。

ただ、個人ブログの場合はとくに調整する必要はないでしょう。詳細は以下の記事をご覧ください。

 WordPress初心者に贈る!robots.txtの書き方と設定方法全手順

秘密のページを作成したい場合

不特定多数のユーザーに公開したくない機密情報があるなら、WordPress の標準機能である「パスワード保護」を利用するのが最も簡単です。

特定のユーザーのみを対象にしたいのであれば、プラグインを使って本格的に会員制サイトを運用するのがよいと思います。

 WordPressで会員制サイトを作るときに使ったおすすめプラグイン10選+α

Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする

ページタイトルはアーカイブページも意識する

「Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする」の部分では、ページタイトルや見出し、スニペット(meta description)について説明されています。

個別記事ではタイトルを意識していると思いますが、余裕があればアーカイブページのタイトルも変更するとよさそうです。

通常、アーカイブページのタイトルは WordPress で自動的に生成されるか、テーマ側で制御されています。自分で任意のタイトルに変更するなら、Yoast SEO を使えば OK です。

カテゴリーページのタイトル・スニペット編集

検索結果にどのように表示されるかチェックしながら編集できる

meta description を設定する

WordPress には meta description 設定がありませんが、最近は設定できるようになっているテーマが増えているようです。

テーマ側で対応していなければ、Yoast SEO などを導入しましょう。meta description をページごとに細かく設定できるほか、WordPress が自動的に生成してしまう不要なページ(投稿者のページなど)を制御することもできます。

Search Console の「検索での見え方」にある「HTML の改善」をチェックし、ここで指摘されているページから優先的に修正していくのがよいと思います。

Search Console HTMLの改善

修正したほうがよいものはリンクから詳細を見られる

meta description は必ずスニペットに採用されるとはかぎりませんし、検索キーワードやユーザーの環境によってスニペットは変化します(文字数も)。

スニペットは日本語で 120 文字前後表示されますから、ページの内容を的確に要約し、かつユーザーの興味をひくような文章を設定しておきましょう。

タイトルだけでは伝えきれない、「このページを読むメリット」を伝えられるのが理想ですね。

構造化データマークアップを導入する

「Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする」では、構造化データマークアップについても触れられています。

構造化データとは、検索エンジンがページの内容をより適切に認識できるように、検索エンジンに対してコンテンツを説明するためにサイトのページに追加するコードです。検索エンジンではこの解釈を利用して、検索結果にコンテンツを効果的に(目を引くように)表示することができます。

“効果的に表示する” というのは、リッチスニペットのことを指しています。☆であらわされるレーティングや価格、料理の写真などですね。

リッチスニペット(料理)例

料理の写真や調理時間などが表示されている

構造化データマークアップは、Markup (JSON-LD) structured in schema.org で実装することができます。

リッチスニペットは All In One Schema Rich Snippets を使うと簡単に対応できます。

サイトの階層を整理する

パンくずリストを設置する

「サイトの階層を整理する」の部分では、パンくずリストの使用が推奨されています。

最近のテーマは標準でパンくずリストが表示されるようになっていますが、未対応のテーマは Breadcrumb NavXT などのプラグインで簡単に表示できます。

Yoast SEOMarkup (JSON-LD) structured in schema.org にも生成機能があり、いずれも構造化データマークアップに対応しています。

404 ページを作成する

同じく「サイトの階層を整理する」には、“有益な 404 ページ” についても説明されています。

404 ページにルートページに戻るリンクを表示し、サイト上の人気のあるコンテンツや関連するコンテンツへのリンクも掲載するとよいでしょう。

WordPress は、404.php を作成することで 404 ページのカスタマイズが可能です。

あらかじめ作成されているテーマもありますし、ウィジェットが使えるようになっているテーマもあります。どのような 404 ページにするのがいいか、以下の記事を参考にしてみてください。

 WordPressで404エラーページを作るときに参考にしたいブログ7選

パーマリンク設定を変更するときの注意点

「コンテンツの情報を伝えるわかりやすい URL」では、フレンドリーな URL が推奨されています。

 ブログ初心者が最低限覚えておくべきブログの書き方10ヶ条

WordPress では「パーマリンク設定」から簡単に設定変更できますし、各投稿ページから任意のパーマリンクを指定できます。

ただし、パーマリンク設定を運営途中で変更してしまうと、自動的にリダイレクトされないので注意してください(デフォルト設定からの変更はリダイレクトされます)。

スラッグの変更なら、Redirection を入れておけば自動的にリダイレクトしてくれます。

画像を最適化する

代替テキスト alt は必ず設定する

「画像を最適化する」の部分で説明されているとおり、画像を使うさいは必ず alt を設定するようにしましょう。とくに、リンクとして使う場合は必須です。

この属性を使用するのは、ユーザーがスクリーン リーダーのようなサポート技術を使ってサイトを閲覧する場合に、alt 属性の内容が画像についての情報を提供するためです。

もう 1 つの理由は、画像をリンクとして使用する場合、その画像の alt テキストが、テキストリンクのアンカー テキストと同様に扱われることです。

画像アップロード時に「代替テキスト」という項目が出ますので、こちらに入力するクセをつけておくとよいですね。

 WordPressの記事に動画像を挿入する「メディアを追加」の使い方

なお、ガイドラインにはファイル名に関しても触れられています。

最後に、画像のファイル名と alt テキストを最適化すると、Google 画像検索のような画像検索プロジェクトが画像を適切に理解しやすくなります。

アップロード済みの画像ファイル名は Media File Renamer で変更できます。

ただ、ファイル名を変更したからといって順位が劇的に上昇することはないと思いますから、今後画像を使うさいに頭の片隅に置いておけば十分でしょう。

画像用サイトマップを生成・送信する

先ほど XML サイトマップについて解説しましたが、画像用サイトマップもあります。

このサイトマップも WordPress では生成されず、Google XML Sitemaps でも生成されません。

Yoast SEO は自動的に生成してくれるので、画像をメインに扱っているのであればこちらを導入するのがよさそうです。

サイトをモバイルフレンドリーにする

スマホ対応テーマでも注意が必要

有名テーマのほとんどがレスポンシブ Web デザインを採用していますから、とくに何もしなくてもモバイルフレンドリーになっているはずです。

もし未対応の場合は、WPtouch などで最適化しましょう(たまにレスポンシブなのにこのプラグインを使っているブログを見かけますが、外したほうがよいと思います)。

その他詳細は以下の記事をご覧ください。

 モバイルSEO必須!WordPressブログを「スマホ対応」にする方法

テーマが対応していても、table などの指定を誤ると「横揺れ」の原因になり、読みづらくなってしまいます。

記事を公開する前にスマホでどのように表示されるかもチェックしておくとよいですね。

 スマホでブログを見たときに横揺れ・見切れ・はみ出してしまう原因と対策

本記事でご紹介したプラグイン

ガイドラインに沿った WordPress ブログを作るためのプラグイン一覧です。

Yoast SEO ページごとのタイトルや meta description 設定のほか、XML サイトマップ・画像サイトマップ生成、robots.txt の編集など、SEO に関連するものはほとんどこのプラグインで実現できます。
Google XML Sitemaps XML サイトマップ生成プラグインの代表としてよく紹介されています。画像サイトマップは生成できません。
Markup (JSON-LD) structured in schema.org 簡単に構造化データマークアップに対応できるプラグインです。
All In One Schema Rich Snippets 商品レビューや料理など、リッチスニペットに対応したいときに使えるプラグインです。
Breadcrumb NavXT パンくずリストを簡単に作成できるプラグインです。テーマがパンくずリストに対応していないときに使いましょう。
Redirection 記事のスラッグを変更したとき自動的にリダイレクトしてくれるほか、404 ページの監視&リダイレクト設定もできます。
Media File Renamer WordPress にアップロード済みの画像のファイル名を変更できるプラグインですが、ファイル名変更に時間をかけるなら記事を書いたほうがよいのは間違いありません。
WPtouch 利用中のテーマを簡単に「スマホ対応」にしてくれるプラグインですが、ほとんどのテーマはあらかじめスマホ対応になっているため使う機会はあまりないかもしれません。

このほかにも似たような機能を有するプラグインはたくさんありますから、ブログの環境に合わせて最適なものを使うようにしましょう。

冒頭でもふれたように、テーマ側であらかじめ実装されているものもあるため、プラグインを導入するさいは注意してください。

meta description がテーマとプラグインで二重に出力されているブログはけっこう見かけます。

まとめ

WordPress での対応を中心に解説してきましたが、検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド には本記事では取り上げていない重要な部分がたくさんあります。

とくに「サイトの階層化」と「コンテンツ最適化」の部分はしっかり読んでおきましょう。最も覚えておくべき点は、以下の部分です。

人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。

逆に言うと、この本質的な部分を外してしまうと上位表示は望めません。

検索エンジンのためにブログを書くわけではありませんが、最低限の SEO 施策をして、より多くのユーザーに読んでもらえるようにしていきましょう。

それでは、また。