meta keywords(メタキーワード)は不要|SEOに意味のないタグが今も使われている理由

Keywords

メタキーワードは設定したほうがよいのでしょうか…。設定しないと検索順位に影響しますか?

meta keywords(メタ キーワード)を使う必要はありません。少なくとも検索順位に影響することはなく、SEO には何の意味もない不要なタグです。

「よくわからないけど何かしらの効果がありそう」と、meta keywords の設定に時間を割いているならもっと別のことに使ったほうがよいでしょう。

なぜ meta keywords は不要なのか、詳しく解説します。

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meta keywordsとは

meta keywords とは、その HTML 文書( Web ページ)に関連するキーワードを設定できるタグのことです。半角カンマで区切って複数指定できます。

<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,キーワード3">

検索エンジンは過去にこのタグを参考に Web ページの内容を解釈していましたから、検索順位向上のためにキーワードを複数入れておくのは SEO の常識となっていました。

現在、主要な検索エンジンはもはや meta keywords を見ておらず、設定しても意味のない不要なタグとなっています。

なぜmeta keywordsは不要になったのか

当時の検索エンジンは今ほど賢くなく、検索ユーザーの意図をくみとって適切な答えを返しているわけではありませんでした。

見える形でページに大量のキーワードを詰め込んだり、meta keywords にページとまったく関係のないキーワードを羅列するだけでも検索上位に入れたのです。要は、キーワードスパムですね。

そうしたスパムへの対策に加え、検索エンジンはページの内容を正確に分析して最適な結果を返せるよう日々進化しています。

このランキング システムは 1 つのアルゴリズムではなく、一連のアルゴリズムで構成されています。最も有用な情報を表示するため、検索アルゴリズムはさまざまな要因(検索クエリの単語、ページの関連性や有用性、ソースの専門性、ユーザーの位置情報や設定など)を検討します。

検索の仕組み | 検索アルゴリズム

meta keywords に書かれているキーワードなど参考にしなくても、どのようなことが書かれているのか判断できるということです。

スパムに使われていたぐらいですから、meta keywords はむしろノイズでしかないでしょう。

そのため、主要な検索エンジンはこのタグを無視するようになったのです。

日本国内の検索状況とmeta keywordsの扱い

日本国内では、どの検索サイトがよく使われているのでしょうか。

StatCounter によると、2020 年は以下のとおりです。

Desktop, Mobile & Tablet Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats

Yahoo! 検索は Google の検索エンジンを使っているので、ひとつにまとめておきましょう。また、上記グラフには掲載されていない Yandex を含めるとこのようになります(含める理由は後述)。

検索サイトシェア率
Google & Yahoo!95.15 %
Bing4.38 %
Baidu0.18 %
DuckDuckGo0.14 %
Yandex0.03 %
その他0.12 %
日本国内の検索サイト使用状況(2020 年)

ご覧のとおり、ほとんど「Google & Yahoo!」で「Bing」がちらほら、という状況ですね。両者を合わせると 99.53 %ですから、その他の検索サイトを使っている人を見つけるほうが難しいかもしれません。

主要な検索サイトはmeta keywordsを見ていない

「Google & Yahoo!」と「Bing」は meta keywords をどのように扱っているのでしょうか。

Google は 2009 年の時点で「何年も前から使っていない」と明言しています。さらに「今後も使う可能性は低く、そのポリシーを変更する必要はないと考えている」とまで言っています。

Google doesn’t use the “keywords” meta tag in our web search ranking.(中略)It’s possible that Google could use this information in the future, but it’s unlikely. Google has ignored the keywords meta tag for years and currently we see no need to change that policy.

Google does not use the keywords meta tag in web ranking

meta keywords をサポートするようになればスパムが蔓延するのは目に見えていますし、そのようなヒントがなくても様々な側面からページを評価できるわけですから、使われることはまずないでしょう。

また、Bing も 2014 年の時点で meta keywords は意味がないことをウェブマスターブログで取り上げています

Today, it’s pretty clear the meta keyword tag is dead in terms of SEO value.

Blame The Meta Keyword Tag | Webmaster Blog

2020 年の時点でも「無視している」とのことですから、検索順位にはまったく影響していないと思われます。

ちなみに、Baidu も 2012 年の時点で meta keywords を無視していたようです。

Baidu’s engineer LEE, who is in charge of answering questions publicly about SEO, made it clear in August 2012 that meta keywords tag had become a history for Baidu, and Baidu totally ignores it.

Why You shouldn’t Use Meta Keywords Tag for Baidu SEO Anymore | Jinray SEO Agency

meta keywordsをサポートしているのはYandex

日本国内で 99.53 %も使われている「Google」「Yahoo!」「Bing」が meta keywords を無視しているにも関わらず、なぜかネット上ではそれでもこのタグを使うべきと言う方がいます。

その理由は「meta keywords を使っている検索サイトがあるかもしれないから」というものがほとんどですが、いったいどこの検索サイトが使っているのでしょうか?

調べたかぎりでは、サポートを明言しているのは「Yandex」だけでした。
Meta tags that Yandex takes into account – Webmaster. Help

先ほど国内シェア率の表に Yandex を含めた理由がこれです。

でも、日本では 0.03 %しか使われていません。その 0.03 %のために時間を割いて meta keywords を書く必要はないと思います。

Yandex でも meta keywords が検索順位に大きく影響していることはないでしょうから、総合的に考えれば意味のないタグと言えます。

なぜいまだにmeta keywordsを使っているのか

何年も前から検索エンジンに無視されている meta keywords をいまだに書いているサイトは、まだけっこうあると思います。その理由は以下のいずれかでしょう。

  • CMS にキーワード記入欄がある( meta keywords として出力されることを知らない)
  • CMS がカテゴリーやタグをもとに自動生成している
  • SEO に関する知識がアップデートされていない
  • 何となく効果がありそうだと思っている
  • 書いたほうがよいと教えている人がいる
  • 検索サイトの言うことを信じていない
  • 検索向けではなくチームでの管理目的など別の理由がある

たとえば、WordPress では本体そのものに meta keywords 生成機能はありませんが、SEO プラグインや一部のテーマには入力欄が備わっています。

プラグイン「All in One SEO」入力欄
テーマ「Cocoon」入力欄

入力欄があると、何か効果がありそうだと思ってしまうかもしれませんね。

meta keywords は無視されているので、入力しておいてもとくに問題は発生しません。でも、プラスにもマイナスにもならないため、管理面など別の目的がなければ時間の無駄だとは思います。

記事作成時にキーワードを入力するのが面倒だと感じていたり、効果があるかもしれないと思って書いていたなら、この機会にやめてしまってよいでしょう。

もし検索順位がなかなか上がらないのであれば、別のところに問題があります。そちらに時間を割いたほうが効果的です。

まとめ

meta keywords を書く必要はありません。書いたところで検索エンジンには無視されるので、検索順位に影響を及ぼすことはありません。

過去に設定した meta keywords をわざわざ削除しなくてもよいですが、過去記事リライトのついでに見直すのはよいかもしれませんね。

それでは、また。

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この記事を書いた人

Ellora

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Web コンサルタントとして、企業・個人サイトのお手伝いをしています。