2019/05/21222 Shares

実例から学ぶGoogle AdSense停止の理由と解決策

「サイトへの AdSense 広告配信が停止されています」

ショックを受ける女性

できれば受け取りたくないメールのひとつが、この Google AdSense チームからの広告停止通知じゃないでしょうか。

急いで自分のブログをチェックしてみたら、広告が表示されているはずのところが真っ白!

安心してください。まずは落ち着いて原因を突きとめましょう。AdSense が停止した理由と解決法をいくつかの実例を交えつつご紹介します。

アカウント承認後も定期的にチェックされている

Google AdSense の広告をブログに掲載したいなら、まず審査を受けてパスしなければなりませんよね。

以前はどこかひとつのサイトで審査が通れば、あとは申請なしでどのサイトにでも広告を設置できましたが、現在はすべてのサイトで初回審査が行われます。

AdSense の始め方をレクチャーしているサイトを見ながら、外部リンクも画像も動画もつけずに、ポリシー違反のないよう当たりさわりのない記事を数回更新していたのではないでしょうか。

でもいったん承認されると、審査という重荷から解放されて “ある程度” 自由であると錯覚してしまいます。広告掲載から数ヶ月は何の問題もなく、収益だって少しずつ上がってきていたでしょう。

たまに SNS で流れてくる「アドセンス止まりました(泣)」なんていう記事を読むものの、対岸の火事としか思えない。

でもそれはあなたのブログでも起こり得る話なのです。

審査に収益額は関係ない

Google AdSense チームがどのように各サイトの審査を行っているか、具体的にはわかりません。

しかし、広告配信が停止された実体験を見聞きすると、このように推測できます。

  • 収益額の多いアカウントだけが審査されるわけではない
  • アカウント承認後の広告設置期間は関係ない
  • 違反報告で審査リスト入りする

たとえ今月の収益額が 300 円程度だとしても、アカウント取得から数ヶ月であっても、違反が明らかであれば広告はストップします。稼いでいるから引っかかる、稼いでいなければ見過ごされる、なんていうことはありません。

フィルタリングに引っかかったものを手動で確認し、引っかからなくても違反報告があったものは重点的に審査しているのではと思います。

収益報告の記事を書いた直後に広告が停止されたブログが多いので、もしかすると妬みなんかもあるのでは、なんて邪推してしまうかもしれませんね。

AdSense 広告が停止したという報告は定期的に目にします。

ちなみに、某巨大掲示板には昔から「Google Adsense 違反報告スレ」というものがあって、通報後に広告停止した実例を見ることができます。

いずれにせよなんらかの違反があったという事実は変わらないので、アドセンスが止まってしまったら早急に改善しましょう。

広告配信停止とアカウント停止

一口に “アドセンスが止まった” といっても、いくつかのパターンがあります。

  • NG ワードに引っかかり、ページ単位で自動的に配信停止
  • ポリシー違反・不正行為によるサイトへの配信停止
  • 違反を繰り返すなどでアカウントが停止

ポリシー違反に関しては、まず「警告」があって、それに対応しなければ「広告停止」となります。

しかし、過去に何度も違反があったり重大な違反があれば、警告を飛ばしていきなり配信停止になることもあります。

違反を繰り返せば最終的にはアカウント停止となり、ここまでいくと今後アドセンスは二度と使えません。

いろいろ試してアカウントを再取得する人もいるようですが、そんな苦労をするなら最初からルールに従っておけばいいのに、と思います。

それでは、実際にどのような通知がくるのか、その原因と対策が書かれている記事をご紹介していきます。

アドセンス停止の実例とその対応策

エラーチェック

悪意のない違反・軽度のポリシー違反

先述のとおりポリシー違反があるとまず「警告」が届きますが、不運にもそれを見逃してしまったらどうなるか、という体験談がこちら。

警告を見逃して広告配信が停止したものの、該当箇所を修正して事なきを得たようです。

今はスマホがあるのでメールを見逃すことはないと思いますが、Gmail を利用しているならきちんとラベルをつけて管理するなどしておきましょう。

アダルトまたは成人向けコンテンツ

誰の目から見ても明らかにアウト、というのは論外として、まったく意識していなかった記事がアダルトコンテンツと指摘されることがあります。

こちらは書評がひっかかってしまった体験談。

該当記事を削除して申請したものの許可は下りず、その他書評記事やアルコール関連の記事を削除して再申請したところ復活したようです。

書評に関しては「著作権で保護されたコンテンツ」でひっかかることもあり、安易にキャプチャを使ったり、本の中身を転載しただけで自分の意見・感想がまったく書かれていない記事はアウトになります。

アダルトコンテンツはグレーゾーンがあり、女性の水着や胸元の画像 1 枚で警告が届くことも。ここまでくると Google AdSense チームが不快に感じたら NG なんでしょうね。

違反を繰り返すとアカウント停止の可能性が出てくるので、あえて冒険する必要はないと思います。

不適切な広告のラベル

Google AdSense のラベルは「広告」か「スポンサーリンク」のみ許可されています。以前は「スポンサードリンク」も OK でしたが、日本語になじまないため不可となったようです(スポンサー・ドリンクと切ってしまう)。

それが広告だとわかるのであればラベルは必要ありませんが、記事タイトル下や文中に挿入する形であればつけたほうが無難です。

こちらは記事中の広告がひっかかってしまった体験談。

キャッシュをクリアしていなかったことで再審査となり、改めてキャッシュをクリアすると同時にラベルの文字や色も修正して復活したようです。

ちなみに以下のような場合、たとえラベルがあってもポリシー違反となる可能性があります。

あなたに最適な車とは?

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カーショップテッテレー

文章の最後が「~とは?」で終わっており、その下に広告がありますね。この例では、最適な車はスポンサー広告をクリックすれば見つかります、と読者を誘導しているように見えなくもありません。

どの広告が出るか完璧にコントロールできないので偶然もありますが、文中や記事下に広告をおくときは注意したいですね。

フォーマットの模倣

どのような場合であれ、それが広告とわからないよう誤認させるのは NG です。

しかし、「リンクの色や背景色などは全体のデザインと統一し、サイトに融合させるのも効果的だ」という AdSense 公式アドバイスがあるおかげで混乱するかもしれません。

こちらは、リンクユニットとナビゲーションがフォーマットの模倣と指摘された体験談。

その他、「不適切な広告のラベル」や「広告の隣への画像配置」で再度指摘があり、すべて修正して復活したようです。

融合するのは効果的だけど広告だとわからないのはダメ、というのはなかなか難しいですよね。あえて目立たせる、というほうが初心者向きかもしれません。

不正クリック

広告を自分でクリックしてはいけない、というのは基本中の基本ですが、試しに押してみた、という人もいるでしょう。

Google では不正クリックをつねに監視しているので、このように一発でアカウントが停止されるおそれがあります。

ちなみに、「ゲームのキャラクターが未装備状態の下着だけの画像」がアウトになった経験もあるようですが、とくに修正せず何度か交渉してクリアしたようです。

修正なしで申請がとおるケースは、けっこうレアだと思います。

コンテンツ不足・コピーコンテンツ

オリジナル要素がない記事も NG となっており、これには引用の要件を満たしていない記事や、コンテンツ不足のページが含まれます。404 エラーページやサンキューページもそうですね。

自動的にページが生成されるブログは、運営者も気づかないところでポリシー違反となっているかもしれません。

たとえばこちらはトラックバック一覧ページが引っかかってしまったもの。

特定のカテゴリ一覧ページ(目次)が引っかかってしまうケースもあるようなので、そういったページには広告が出ないようにするか、オリジナルコンテンツを入れておきましょう。

サイドバーなど複数ページで共有して使う部分に広告を貼りつけたら、念のためあちこちのページを目視で確認したほうがよいですね。

報酬プログラムを提供するページ

一時期多発していたのが、「報酬プログラムを提供するページ」です。

数年前までは「サイト」という表現だったのが「ページ」に変更されました。サイト単位ではなくページ単位でチェックされているようです。

AdSense ヘルプでは以下が NG 例として挙げられています。

  • 報酬提供ページ
  • 閲覧報酬提供ページ
  • 自動閲覧ページ
  • 「検索による募金活動」を謳うページ
  • 検索報酬提供ページ

禁止コンテンツ-報酬プログラムを提供するページ

これらに加え、アフィリエイト(ASP)の比較も NG となっています。

体験したのはこちらの方々。

検索すれば、ほかにもまだたくさん似たような事例が出てきます。そのうち、PV や収益などのブログ運営報告記事を書いており、その公開直後に停止処分をくらった方が多いように見受けられました。

なかには、誘導するような文章や AdSense 以外のアフィリエイト広告を消してもダメで、実は記事の主旨そのものがアウトだった、というケースもあるようです。

明確な基準はわかりませんが、ブログで稼ぐという内容やアフィリエイトとは相性が悪いことだけは間違いなさそう。広告以外にも「ランキングボタンをクリックしてね ♥」というのもダメですよ。

ポリシー違反があると徹底的に指摘される

広告配信が止まってしまうと、該当箇所を修正し Google AdSense チームに申請を行わなければなりません。一発でクリアできればよいですが、さらにダメ出しをくらうことが多いようです。

誘導コンテンツと指摘されて解消したのに、今度はラベル違反が指摘され、次は著作権侵害が指摘され、なんていうこともあります。

担当者によって若干対応が変わるのかもしれませんが、どのページのどの部分がダメなのか、というのはあまり教えてくれません。何度も修正を行っているうちに疲れて AdSense をやめてしまった人もいるでしょうね。

アカウントを取得する時点でポリシーや規約を遵守することに同意しているわけですから、あとは各々ヘルプを読んでください、ということなのでしょう。

ヘルプを読むだけでもかなり大変なので、基本的なことはこちらでおさらいを。

アドセンスNG集-絶対に覚えておきたい規約違反事項一覧

メールにも記されていますが、ポリシー違反として指摘された記事はひとつの例であり、その他違反箇所もすべて修正しなければ申請はとおりません。

NG 集やご紹介した体験談をもとに、あらゆる可能性を検討して対応しましょう。

どうしても違反箇所が発見できない場合は、思い切って AdSense チームにメールで問い合わせてみたほうがよいかもしれません。

Google AdSenseの違反を報告する方法

広告停止から復活までは大変なのですが、違反報告はわずか数クリックでできます。個人情報を知らせる必要もありません。

まず、広告の右上にあるマーク上にカーソルをもっていくと、「Ads by Google」というテキストが出てきます。これをそのままクリック。

AdSense広告サンプル

「Google 広告について」というページが表示されます。

Google広告について

一番下までスクロールすると、「ウェブサイトや広告に関する意見」という欄が出てきます。この「ウェブサイト」をクリック。

広告に関する意見

そうすると「ポリシー違反の報告」としてチェックリストが出てくるので、最大 3 つ選んで送信。

ポリシー違反報告

送信後は「速やかに審査します」という Google からのメッセージが表示されます。

違反報告終了メッセージ

Google AdSense の品質が向上すると広告主が増え、最終的にはアドセンスの収益にも関わってきます。

積極的にハンターとなる必要はないと思いますが、目に余るサイトを見つけたときや、ブログが丸ごとパクられたときなどは報告しておくのがよいでしょう。

まとめ

以上、広告配信が停止される理由の実例と解説でした。

このほかにも「グローバルメニューを展開したら広告の一部が隠れてしまう」など、デザイン面でも知らずにやってしまっていることがあるんじゃないでしょうか。

アカウントが停止されるとどうにもなりませんが、広告配信停止の場合は復活のチャンスがあります。もし止められてしまったら、良い機会だと思って改めて勉強してみましょう。

自分ひとりで解決できなさそうなときは、Twitter などで呼びかけてみてください。AdSense に精通している方や同じような体験をした方など、多くの方が助け船を出してくれるはずです。

そのかわり、困っている人を見かけたら助けてあげてくださいね。

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それでは、また。