ブログは新しく記事を書く以外にも、過去記事リライト・デザイン変更・ SNS での宣伝など、いろいろ時間のかかる作業が多いですよね。
その作業量と作業時間を少しでも軽減できる、おすすめの便利ツール・Web サービスを 28 個ご紹介したいと思います。
使ったことのないものがあれば、ぜひ試してみてください(Windows 専用ツールもあります)。
サーバー・CMS関連
まずは、ブログ運営のベースとなるサーバーや WordPress 関連のツールからご紹介します。
安定感抜群-エックスサーバー
レンタルサーバーはいくらでもありますが、「安全」「安心」を考えるとエックスサーバーがおすすめです。どのサーバーにしようか迷ったときはコレですね。
運営途中でサーバー移転することもできますけど、けっこう面倒なのに加えかなり時間がかかるため、最初から高性能のサーバーを選んでおくのがよいでしょう。
Naifix は 2013 年からずっとエックスサーバーを使っていますが、トラブルにあったことは一度もありません。バズでリアルタイム 3 桁のアクセス数になっても余裕でさばいてくれます。
圧倒的なシェア率を誇るWordPress
ブログ用の CMS といえば WordPress が一番メジャーです。インターネット上のすべての Web サイトのうち、33.6 %が WordPress で作成されています。
その気になればどのようなサイトでも作れますし、必要な機能を簡単に追加できるのもよいところですね。
自由度が高すぎるという面では取り扱いが難しく、きちんとメンテナンスしないとハッキングされてしまう可能性もあるので、作成して放置しておくようなサイトには向きません。
Naifix は 2020 年からテーマを「Snow Monkey」に変更し、ブロックエディターに完全移行しました。
WordPressテーマ作成・カスタマイズ関連
つづいて、テーマ作成やカスタマイズに欠かせないツールをご紹介していきます。
PCにWordPressをインストールするならBitNami
テーマ開発やカスタマイズ作業は、サブドメインに WordPress をインストールするなどしてレンタルサーバー上で行うこともできます。
ただ、慣れないうちはローカル(パソコン)に WordPress を入れて作業したほうが安全確実です。
シンプルなテキストエディタ‐TeraPad
拡張機能が豊富なテキストエディタはたくさんありますが、シンプルかつ必要最低限の機能を求めるなら TeraPad が使いやすいと思います。WordPress テーマを自作したときも、これひとつで作りました。
Windows 付属の「メモ帳」は WordPress テーマ作成・カスタマイズに使えないので注意しましょう。UTF-8N(BOM なし)の文字コードで保存できるテキストエディタが必要です。
FTPクライアントソフト‐FileZilla
シンプルな FTP ソフトなら FFFTP が有名ですよね。
FileZilla は FFFTP と同じように扱えますし、FFFTP よりちょっと高度な作業もできるので、これを入れておけばとくに問題ないでしょう。
ブログを書くだけであれば使う必要はないですが、いざというときのためにすぐ FTP 接続できるようにしておくと安心です。カスタマイズ作業などでエラーが出ても、すぐに戻せます。
ブラウザサイズを一発変更-Window Resizer
Window Resizer – Chrome ウェブストア
ブラウザの幅と高さを指定したサイズに一発で変更できる Chrome 拡張機能です。
レスポンシブ Web デザインのテーマを作ったりカスタマイズする時は必須ですね。
この記事で使っているキャプチャも Window Resizer で 1280 x 720 に固定して撮りました。
Chromeデベロッパーツール
HTML のエラーや CSS デザインの調整などに Google Chrome のデベロッパーツールは欠かせません。
パソコンからでもスマホビューでチェックできるのが便利です。
is_mobile
などで条件分岐していると Window Resizer で幅を変えても表示されないため、使い方を覚えておくと重宝しますよ。
構文エラーチェック-Another HTML Lint
大幅にカスタマイズしたあとは、HTML のエラーチェックをしてみましょう。
</div>
などの閉じタグが 1 つないだけでデザインが大幅に崩れてしまうことがあります。
画像関連
ブログで使える画像素材サイトや編集ツールをご紹介していきます。
写真AC
日本人モデルの画像を使いたいときは、「写真 AC」がおすすめです。
姉妹サイトの「イラスト AC」「シルエット AC」も素材がたくさんあって使いやすいですね。
Pixabay
日本語対応の海外素材サイトです。
営利目的でもクレジット不要で、著作権を心配する必要もありません。
Adobe Stock
ストック写真、ロイヤリティフリーの画像、グラフィック、ベクターおよびビデオ | Adobe Stock
無料素材だと他のサイトと「かぶる」確率がかなり高いです。
それに抵抗があるなら、有料素材も検討してみましょう。Adobe Stock は 3,480 円/月で 10 枚までダウンロードできます。3 日に 1 記事ぐらいの更新頻度であれば、アイキャッチに使うのにちょうどいいですね。
ファビコン作成無料オンラインツール
様々なファビコンを一括生成。favicon generator
サイトアイコンは「.png」形式でも大丈夫ですが、IE 対応も考えるなら「.ico」形式で作成しておいたほうがよいです。
favicon generator は 1 枚の画像から様々なサイズのアイコンを一括生成できます。
図解を作るならCacoo
簡単な図解やフローチャートはこのツールひとつで作れます。
無料版のままでなんら問題ありませんが、作成枚数上限が気になったりチームで図の共有をする必要があるなら有料版も検討しましょう。
Webページ全体をキャプチャできるFireShot
ウェブページ全体をスクリーンショット – FireShot – Chrome ウェブストア
プラグイン解説など、ブラウザの縦幅におさまりきらない画像を撮るときは FireShot が便利です。
Chrome デベロッパーツールと組み合わせて使えば、スマホビューの全体もキャプチャできます。
キャプチャ&簡易加工-Screenpresso
Screenpresso: The Ultimate Screen Capture Tool for Windows
画像・動画でのキャプチャができるツールで、簡単な加工編集ツールも付属しています。
わざわざ Photoshop を使うまでもない、というぐらいの画像を扱うときに重宝しますね。
画像編集に欠かせないPhotoshop
Screenpresso の編集機能では物足りないとき、Photoshop などの専用ソフトがあると作業がはかどります。
ブログで使う画像ぐらいなら、Photoshop Elements で十分ですね。
画像圧縮・軽量化-Squoosh
画像圧縮ツールの最近のお気に入りは Google Chrome Lab が開発した Squoosh です。
この先使うかどうかわからないですけど、「Webp」にも変換できます。
ブログ投稿関連
実際に記事を書くときは執筆に集中するのみですが、その作業をほんの少し手助けしてくれるツールをご紹介します。
アンカーテキストを一発生成-Create Link
右クリック(コンテキスト)メニューから Web サイトの URL とタイトルを取得し、アンカーテキストにしてくれる Chrome 拡張機能です。
タイトルをコピペして、URL をコピペして、という作業が一瞬で終わるので楽ですね。
もちろん、この記事でも Create Link を使ってリンクしています。
SNS予約投稿-Buffer
予め指定しておいた時間に Twitter・Facebook・Instagram に自動投稿してくれる便利ツール。スマホでも PC でも使えます。
フォロワーの反応を見ながら、投稿内容や時間を調整していろいろ試すとよいでしょう。
SEO関連
Naifix ではキーワード調査等は行わずに書きたいことを書くことが多いです。ここではメジャーどころを紹介しておきます。
キーワード調査―Ubersuggest
無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策
日本語でここまで無料で使える SEO キーワードツールはほかに存在しないと思います。
検索ボリュームに加え、上位サイトがほかにどんなキーワードで上位表示しているのか、というのも調べられるようになりました。
キーワードばかり見すぎていると記事が書けなくなることもあるので、使いすぎには注意しましょう。
有料SEOツール-Ahrefs
SEOの被リンク分析・競合調査ツール | Ahrefs(エイチレフス)
競合サイトの被リンクや上位ページ、検索トラフィックなどが調査できる有料ツールです。
自分のサイトを登録しておき、サイト監査ツールとして使うのもよいですね。
afb で Ahrefs 使用料 10 %キャッシュバックを行っています。
検索順位チェックツールGRC
キーワードごとに検索順位を記録してグラフ化してくれるツール。
Search Console でも平均掲載順位を追えますが、こまかな変動は専用ツールを使ったほうがよいですね。
ライバルサイトのチェックにも使えますし、ジャンルごとに特定のキーワードの TOP 100 を計測しておけばアルゴリズム更新の傾向も察知できます。
表示速度改善-PageSpeed Insights
2018 年 7 月に Google Speed Update が実施されてから、表示速度を気にする方が増えた気がします。
WordPress は速度低下につながる原因が多数あるので簡単に改善できませんが、ページが表示されるまで十数秒かかるならサーバーを変更するのが手っ取り早いですね。
ある時期からいきなり遅くなった場合、ハッキングの可能性もあります。
ブログ改善関連
ブログは記事を書いていくだけでなく、定期的なメンテナンスが必要です。どこを改善すればよいのかがわかるツールをご紹介していきます。
Googleアナリティクス
無料で使えるアクセス解析の決定版と言えば、やはり Google アナリティクスですね。
「今日は何人来たのかな」「どこから来たのかな」をただ眺めるだけではなく、最初に目標を設定して改善点を見つける足掛かりとしましょう。
Google Search Console
検索エンジンから自分のブログがどのように見られているのか、クローラーは巡回してくれているのか、正常にインデックスされているのか、というのがわかる唯一のツール。
新しい Search Console になってから、Google Discover の掲載履歴も見られるようになりました。
Twitter アナリティクス
一通りの解析機能に加え、Twitterカードの効果が確認できるのでたまに覗いています。
SNS でのシェアが直接検索順位に影響することはないと思いますが、間接的には影響するので、どのようなツイートをすれば反応がよいのか定期的にチェックしておきましょう。
その他便利ツール
サイト調査―aguse.jp
サーバー情報やマルウエアの検出を行ってくれるので、Google アナリティクスの参照元などに表示される怪しいサイトはこれでチェックしてからアクセスするとよいですね。
インターネットアーカイブ-Wayback Machine
Internet Archive: Wayback Machine
あらゆる Web サイトの履歴が保存されているサイト。
ライバルチェックに使うのもよいですが、間違って記事を消してしまったときやブログが吹っ飛んだときのサルベージにも使えます。
まとめ
今回ご紹介した以外にも便利なツールはたくさんあります。
でも、ツールを使いすぎると逆に時間がかかってしまうかもしれないので、必要最低限のものにとどめておくほうがよいと思います。
ブログは「記事を書く」ことがなにより重要ですから、執筆に集中できるような環境を整えたいですね。
それでは、また。