WordPress は、無料・有料を問わず素晴らしいテーマがたくさんリリースされています。
高機能テーマを導入すると、HTML・PHP・CSS に関する知識がなくてもオリジナリティの高いデザインにできますよね。
しかし、細かいところまで自分好みのデザインにしたり機能を追加したいなら、オリジナルテーマを作ったほうが早いかもしれません。テーマ作成自体はさほど難しいことではないので、自作に関する TIPS をご紹介していきます。
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テーマ制作に必要な知識
WordPress テーマを自作するにはかなりの知識が必要だと思うかもしれませんが、作りながら覚えていくのでも大丈夫です。お金をもらって制作するなら別ですけど、自分で使うぶんにはまったく問題ないでしょう。
(仕事としてテーマ制作を請け負っている方のなかにも、「え、そのレベル?」というのがけっこうあります…)
最低限 HTML や CSS の基礎知識はあったほうがよいですけど、勘のよい方なら習得まで 1 ヶ月もかからないでしょう。習得するためにわざわざ有料スクールに通う必要はありません。無料のプログラミング学習サービスだけで十分です。
書籍を一冊購入して、ガイドどおりにサンプルを制作してみるのもよいですね。Web クリエイターボックスの Mana さんが書かれた本がおすすめです。
WordPressテーマを自作する方法
オリジナルテーマを作る方法は、大きく 2 パターンあります。
- 既存のテーマ(デザイン)をカスタマイズしていく
- 完全ゼロから作り上げていく
既存のテーマ(デザイン)をカスタマイズしていく
何度かカスタマイズ経験があるなら、だれかが制作したテーマをベースに改造を重ねていくのが手っ取り早いと思います。自作というより、フルカスタマイズですね。
テンプレートファイルが細分化されていて中身が複雑になっているテーマではなく、シンプルなテーマをチョイスしましょう。
フルカスタマイズ前提に作られているブランクテーマ(スターターテーマ)を使うのがおすすめです。
デザイン重視の場合、HTML サイト用テンプレートをベースに WordPress テーマへ変換していく方法もあります。無償配布でも改造に関して規約があるかもしれないので、必ず目を通しておいてください。
ゼロから作り上げていく
もうひとつは、何もないゼロの状態からデザインを考え、テーマを作り上げる方法です。
HTML と CSS でコーディングして完成したひな形を WordPress 用に変換していくか、はじめから WordPress テーマとして制作するか。
完全素人には難しいと思いますが、サンプルをコピペするだけでもそれなりのものが作れます。
テーマ作成に必要なツール
テーマ作成に必要なのは、以下の 4 つです。
- サーバー
- WordPress 本体
- テキストエディタ
- FTP クライアント(ソフト)
このほか作業時間短縮に便利なアプリやツールが多数ありますが、最低限テキストエディタさえあればコーディングは可能です。
ローカル環境を構築すればサーバーは不要
お金をかけずに制作したいなら、無料サーバーを使うか運営中のサイトのサブドメインを使うのがおすすめです。
でも、ローカル環境を構築(サーバーではなくパソコンに WordPress をインストール)するほうが作業は捗るかもしれません。
ローカル環境構築は難しくないので、この機会にチャレンジしてみてください。
これぐらいはできないと、テーマ制作は難しいかも…
テーマ自作で参考になるサイト
WordPress テーマ自作手順は、以下のサイトが参考になります。
WordPress 本体や PHP のバージョンによってうまく動作しないこともあるので、実際に作ってみてエラーが出たら解決策を調べる、という形で進めていきましょう。
仕事として請け負うつもりなら、解決策ぐらい自分で見つけられないと話にならないですよ。
どうしても解決できないことがあれば、teratail などで聞けばだれか教えてくれるかもしれません。質問する前に過去ログを検索してくださいね。
まとめ
Naifix(当サイト)でもしばらくオリジナルテーマ「WordPress Theme Gush」を使っていましたが、ブロックエディター乗り換えを機に「Snow Monkey」に変更しました。
また意欲がわいてくればオリジナルテーマを制作・配布するかもしれません。
カスタマイズ好きなら自作も難しくないと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!
それでは、また。