2016/12/28344 Shares

無断転載を防げ!ブログがパクられるのを軽減できるかもしれない小技集

無断転載お断り

知らない間にブログ記事が無断転載されていた!というのは今に始まったことではなく、ブログが流行する前から web サイトの盗用騒ぎはあちこちで起きていました。

残念ながらブログ記事の無断転載を完璧に防ぐ手段はありません。

でもいざという時のために、自分の書いたものがオリジナルであることを証明する方法は知っておきましょう。パクられる可能性を少しでも減らすための防御策も合わせてご紹介します。

WEBサイトの著作権に関して

どこからどこまでが著作権侵害になるのか、という線引きは非常に難しいです。

HTML や CSS のコードは著作物ではないので権利を主張することはできませんし、全体的なレイアウトや配色に関しても「創作的に表現したもの」とは言いがたいんですよね。

先日体験したブログを丸ごとコピペされるケースは稀であり、なかなか見る機会はありません。

この問題は法律うんぬんではなく、その人の良心や考え方次第だと思います。なかには、『記事をパクって何が悪い!?』という人だっているのです。

記事を丸々コピーして、ソース元のクレジットを表示せず、あたかも自分が書いたものだと言う風に見せてたとしても、相手は、それが悪い事だとは思ってないケースがほとんどなのです。

本当は解決してない記事パクリ問題と今後の対策

もちろん、悪いことであるとわかっていながら無断転載する人もいるので、情報を発信する側ができるだけ防御することも大切です。

無断転載や盗作を防御するために必要なこと

一生懸命書き上げた記事をパクられるのを防ぐために、下記のような施策が考えられます。

  • 「無断転載禁止」などの文言を明記する
  • オリジナルだと証明できるようにしておく
  • コピペを技術的に防ぐ

日本では、ブログ記事を投稿した時点で著作権が発生します。

だから安心、というわけではありません。著作権法を知らない人はたくさんいるので、「無断転載お断り」などの一文をできるだけ入れておいたほうがよいでしょう。

ブログ記事のフッター部分に記して目立たせるのもよいですが、あまりにデカデカと表示すると一般ユーザーが敬遠してしまうおそれもあるのでやり過ぎには注意してください。

WordPressでコピーライトの年数を自動更新する方法

最下部にコピーライトを表記するのも一般的ですが、必須ではありません。ないよりあったほうがいいかな、ぐらいです。

表記する場合に必要なのは「©」「発行年」「名前」です。

このブログであれば、

©2013 ブログ初心者応援サイト:Naifix

となります。

ただ、ブログを更新していることを知らせるために現在は「2013-2016」のように現在の年数も入れています。WordPress なら以下のように記述すれば、毎年自動的に更新されます。

個人的に、表記しておいたほうがカッコイイと思います(それだけかっ

自分の記事がオリジナルであることを証明する方法

オリジナルかどうかを判断する基準のひとつが、時間です。誰よりも早く公開した記事がオリジナルというわけです。

ただ、この証明を完璧にするのは難しいかもしれません。ブログであれば投稿日や時間を自動的に表示してくれますが、改変することも可能だからです。

そのため、記事を投稿する前に本文のコピーを自分宛にメールしておいたり、Search Console の Fetch as Google を使って検索エンジンに更新と同時にインデックスを促すなどの対策を講じておく必要があります。

WordPressプラグインを使う

WordPressには便利なプラグインがいくつかありますので、3つご紹介しておきます。

投稿後すぐに更新を通知するPubSubHubbub

PubSubHubbub はインストールして有効化するだけで、ほぼリアルタイムで更新を通知してくれる便利なプラグインです。

Google も「オリジナルコンテンツと認識するために時間を判断基準としている」と明言しているので、ぜひ導入しておきましょう。

参考Googleはどうやってオリジナル記事とコピー記事を判別するのか

めったにないことだと思いますが、パクリブログのほうが先にインデックスされてしまうとかなり面倒なことになります。

証明書を表示するCopyright Proof

Copyright Proof を使うと、第三者(DIGIPROVE)が投稿日時を記録してくれるので、客観的証拠となります。

アクロマニアさんに詳しい使い方が載せられているので、参考にしてみてください。

参考ブログの著作権証明にWPプラグイン『Copyright Proof』が使える! | アクロマニア

プラグインを導入すると記事下にこのようなマークが表示され、

digiprove

発行元にアクセスすると投稿日時やタイトルが確認できます。

digiprove-acro

RSSに署名を挿入するRSS Footer

ブログ本体からのコピペではなく、RSS から自動的に記事をパクってしまうブログも存在します。これを回避するために、RSS は抜粋表示に設定しておきましょう。

WordPressでは、管理画面の表示設定から「全文表示」か「抜粋表示」を選択できます。

RSS表示設定

RSS の最後に記事へのリンクと署名も入れておくと、パクリを抑止できるかもしれません。

参考RSS Footerが使えなくなったのでWordPress SEO by Yoastに切り替えよう

トラップコードを仕込んでみる

ブラウザ上でテキストや画像をコピペされるのではなく、ソースごとパクられるケースもあります。

そんな時にはトラップコードを仕込んでおくと、引っかかる人がいるかもしれません。<head> 内や段落の間などにコメントをいれておきます。

お遊びみたいなものですが、ツールを使ってソースごと転載しているようなサイトには効くかもしれません。

余談ですが、書店などで販売されている地図のごく一部には架空の道路や名称が記されていることがあり、他社が無断転載するとそれが証拠になるようです。パクりはウェブ上の問題だけじゃないんですね。

テキストや画像のコピペを防ぐ方法

ブログ記事のテキストはコピー&ペーストしてしまえばいとも簡単にパクることができます。画像もいったんダウンロードしてアップするか、直リンクすれば容易にパクれます。

これを技術的に回避する方法をみていきましょう。

テキストのコピペを防ぐ

一時期あちこちのサイトで見かけましたが、現在はあまり見かけない「右クリック禁止」。

右クリックで表示されるコンテキストメニューは、コピーやソースの表示だけではなく、ユーザーによってあらゆる便利ツールを呼び出すのに使われています。

僕の場合はこんな感じです。

右クリックで表示されるコンテキストメニュー

右クリック禁止はこれをすべてブロックすることになるので、パクりが目的ではない一般ユーザーの使い勝手を悪くしてしまうことにもなります。

また、右クリックができないからといって、コピペを完璧に防げるわけでもありません。ショートカットキーを使ったり、ソースからコピペすれば簡単に突破されます。

そのため積極的な導入は勧めませんが、予備知識としてご紹介します。

JavaScriptで右クリックを禁止する

JavaScript を <body> 部分に記述することでコンテキストメニューの呼び出しを制御します。

一部ブラウザでは動きませんし、ブラウザで JavaScript を切られると通用しないので、あくまで簡易的な方法です。

メッセージ(ダイアログ)を表示する場合

メッセージを表示しない場合

右クリックはできるけど、コピーのみ防ぐには下記のように記述します。

jQueryで右クリックを禁止する

右クリック禁止は、jQuery を使うほうが簡単です。

ページ全体に適用する場合

特定のクラスのみ適用する場合

CSSでテキスト選択を禁止する

CSS3 対応ブラウザなら、以下を記述することで選択(ドラッグ)そのものを禁止することができます。

いずれの方法もユーザビリティの低下につながります。

『お!この記事をブログで紹介したい!』と思ったときに上記のような方法でコピペをブロックされていると、『わざわざ紹介するまでもないかな・・・』となる可能性もあるでしょう。

あるいはカスタマイズ記事を書いているのにコードがコピペできないなんて、あまり意味がないですよね。

導入する際は、デメリットがあることも覚えておきましょう。

参考テキスト、画像のドラッグでコピーさせない方法

画像の盗用を防ぐ

つづいて、画像のコピペや直リンクを防ぐ方法をご紹介していきます。

jQueryで右クリックを禁止する

テキストと同じく、画像上での右クリックを禁止してしまう方法です。

ページ全体を右クリック禁止としてしまうよりよいかもしれませんが、コピペを完璧に防げるわけではありません。

参考jQueryで右クリックを禁止させる方法

背景画像の上に透明な画像をかぶせる

画像を背景画像として埋め込んでしまう方法もあります。

たとえば、以下のロゴは通常どおり <img> で表示しています。

naifix_logo

こちらは <div> に上記と同じものを背景画像として表示し、<img> で透過画像をかぶせています。

spacer

実際に右クリックで画像を保存・または表示してみてください。上の画像はそのままダウンロードできるのに対し、下の画像は 1px の透過画像になっていると思います。

参考コピー禁止

.htaccessで直リンクを防ぐ

画像への直リンクを防ぎたいのであれば、.htaccess に以下を記述することでブロックできます。

「画像直リンク禁止」としているなら、設定しておいてよいかもしれません。

ちなみに僕が ブログ記事をパクられた時は画像を差し替えて ささやかな仕返しをしました。余興ですが、ご参考までに。。。

コピペをチェックする便利ツール

自分のブログがパクられているかどうかは、定期的なエゴサーチやアクセス解析、被リンクチェックをするしかありません。第三者から情報が提供されることもあるでしょう。

いずれにせよ、確認作業には時間と手間がかかります。

少しでも作業を短縮するために、コピーコンテンツ発見に役立つかもしれない専用チェックツールをご紹介します。

コピーコンテンツチェックツール影武者

こちらは有料ツールですが、初回お試しもできます。

 コピーコンテンツチェックツール影武者

使い方は簡単で、テキストを直接入力するか、URLを指定するだけです。

影武者

このように結果が表示されます。

影武者解析結果

どのサイトでどのくらい一致していたのか、というのもわかるので、ブログが無断転載されているかどうか確認するのにも使えますし、記事を外注している方は自分がパクる側になっていないかどうかチェックするのに便利です。

WPプラグインCheck Copy Contents(CCC)

Check Copy Contents を使うと、ブログ記事のテキストがコピーされた時にメールで通知してくれます。

設定画面でメールアドレスや件名を指定。感知する文字数は適度に調整してください(初期値:30)。

CCC設定画面

コピーされると、すぐにメールがきます。

CCCメール通知

コピーされたテキストを検索にかければ、どこのブログに使われたのか、引用なのか転載なのか、がある程度わかります。

コードサンプルを載せていると頻繁にメールがくるので、カスタマイズ記事がメインの場合は専用のメールアドレスを用意してあとでまとめてチェックしたほうがよいかもしれません。

使ってみると、予想よりはるかに多くコピーされているのがわかると思います。

まとめ

無断転載や盗用問題はこの先も続くと思いますが、最低限やっておくべきなのは「自分の記事がオリジナルである証拠をとっておく」ことです。

パクりサイトにとって最大のダメージは、サイトが検索にひっかからない(スパムと判定される)ことですから、自分のブログが検索エンジンに素早くインデックスしてもらえるようにしておきましょう。

もし著作権侵害で訴訟となると、お金も時間もかかります。自分のコンテンツを守ることは大切ですが、無断転載の対応に時間をかけるぐらいなら、より一層磨きをかけたオリジナル記事の作成に注力することをお勧めします。

くれぐれもパクる側にならないよう注意してくださいね。

それでは、また。