2016/10/04176 Shares

WordPressのSEOをプラグインに頼らず強化する方法

「WordPress は SEO に強い」

WordPress SEO

これは本当のことですが、「検索エンジン最適化の施策がしやすい」と言うほうが正確かもしれません。実は、ノーマルな状態ではさほど SEO に強いとは言えない WordPress。そのため、テーマやプラグインで補強する必要があります。

しかし、利用中のテーマを替えることに抵抗があったり、プラグインは増やしたくないという人もいるでしょう。そこで、プラグインに頼らない SEO 施策をご紹介していきたいと思います。

後述しますが、プラグインの数を減らすことも SEO につながりますよ!

はじめに理解しておきたいSEOの大前提

本当はシンプルな SEO の話」にもあるように、クオリティの高い記事を書き続けることが最も有効な SEO です。

SEO ノウハウや施策例は検索すればゴマンと出てきますが、検索エンジンの仕組みを何も理解せぬうちから小手先のテクニックに頼ると、一時的に検索上位を獲得できてもその後は尻すぼみになっていくでしょう。

まずは良質な記事を用意してください。

それと共に SEO への理解を深め、自分のブログに足りないと思う部分を少しずつ補強していくのがおすすめです。

SEO に強いとうたっているテーマや SEO プラグインを使えば、一気に補強することもできるでしょう。しかし、できることならカスタマイズにチャレンジしてほしいと思います。

なぜなら、こんなメリットがあるから。

  • カスタマイズしながら SEO ノウハウを学べる
  • テーマやプラグインの競合に悩まなくなる
  • テーマやプラグインの開発が終わっても対応できる
  • 安全性を高めることができる

テーマやプラグインに頼るのは悪いことではありません。

でも、基礎を理解しておけばあとで対応の幅が広がりますし、本当に必要なプラグインも見極めることができるでしょう。

それでは、さっそく WordPress の SEO 強化カスタマイズ例をご紹介していきます。

プラグイン不要のSEO強化術

Google Analytics を導入したい

WordPress の SEO を考えるなら、アクセス解析は欠かせません。無料で使える高機能アクセス解析ツールといえば、Google Analytics が定番です。

ブログ全体のアクセス数を計測するのはもちろん、どのページがどんなキーワードでヒットし、訪問者はそこからどのように行動しているかを把握することができます。

専用プラグインを使えばトラッキング ID を入力するだけで自動的にコードを埋め込んでくれますが、プラグインを併用しているとコードが重複して正確な計測ができないおそれがあります。

コードを <head> ~ </head> にコピペするだけなので、この程度のことはプラグインを使わず処理してみましょう。

header.php の </head> 直前に入れれば OK です。

WordPressにGoogleアナリティクスのコードを挿入

Google Analytics 登録はこちら

ヒートマップアクセス解析Ptengineを導入したい

Google Analytics に加え、Ptengine の導入もおすすめです。

ptengine

すでに多くのブログで使われていますが、ページのどの部分がクリックされているのかを視覚的に確認できるヒートマップ解析が人気。PC・タブレット・スマホ別に解析でき、イベントトラッキング機能でユーザーの行動を追うこともできます。

Ptengine にも専用プラグインがありますが、コードを <body> 内に設置するだけでも OK。場所は footer.php 内の </body> 直前あたりがおすすめです。

Ptengineコード挿入

Ptengine 無料登録はこちら

robots.txtでクロール最適化を図りたい

検索エンジンはクローラーがあちこちのブログをまわって情報を集めています。

クローラーは基本的にすべてのファイルへのアクセスを試みますが、その動きをこちらから制御するのが robots.txt です。

必要な情報だけを持ち帰ってもらうために、重要ではないファイルやクロールしてほしくないファイルはブロックしておきましょう。なお、JavaScript や CSS はブロックしないほうが正確な情報を伝えられます。

特定の記事・ページにnoindexを指定したい

robots.txt ではクロールの制御ができますが、メタタグを使うとインデックスの制御ができます。

どのページを noindex とするのか、nofollow とするのか。これはブログによって最適解が異なるため、いろいろな意見があります。

低品質なページを noindex にしたら検索順位が向上した、という例もあれば、逆に下がってしまったということも。また、間違って重要なページを noindex にしてしまうこともあります。

プラグインを使わずに noindex を使い分けるなら、条件分岐タグやカスタムフィールドで対応しましょう。

参考noindexを任意のページに出力する

サイトマップを作成したい

robots.txt とあわせて設置したいサイトマップですが、こちらは “人が見るサイトマップ” と “検索エンジンが見るサイトマップ” の 2 つがあります。

前者は HTML や PHP で作成し、カテゴリー別の一覧などで 1 ページ内に表示します。WordPress であれば固定ページを利用するのが早いですね。

(デフォルトでサイトマップを出力するテーマなら、カスタマイズ不要です。)

参考プラグイン無しでサイトマップを追加する方法。

後者は XML サイトマップと呼ばれることもあり、人が見るものではありません。ブログ全体の構造や重要度を検索エンジンに伝え、定期的にクロールを促すものです。

XML サイトマップに限ってはプラグインの利用がおすすめです。

構造化データをマークアップしたい

構造化データは、検索エンジンに対して記事の内容をより的確に伝える役割をもちます。

たとえば、「僕の名前は Ellora です」という文章があったとき。

構造化データでマークアップしておけば、Ellora が本名なのかニックネームなのか、を伝えられるわけです。検索エンジンの文章解析能力は日々向上していますが、こちらからもデータを提供することで精度はさらに上がっていきます。

参考「構造化データ」がよく分かる!初心者向け徹底解説

また、最近は「パンくず」を標準装備しているテーマがほとんどですが、こちらも適切にマークアップすることで検索エンジンに記事の内容を伝えることができます。

パンくずはランキングに直接影響しませんが、検索結果に反映されるというメリットがあります。

Google検索結果スニペット

参考パンくずリスト表示カテゴリの悩み解決!カテゴリ選択式パンくずリストの設置方法

OGPやTwitterCardsを設定したい

おもに Facebook のシェア時に使用される Open Graph Protocol(OGP)ですが、設定しておくことでサムネイルや説明文が適切に利用されるようになります。

SEO に直接関連するものではありませんが、SEO プラグインのなかにはこの OGP 設定が含まれている場合もあります。

気がついたら Facebook の仕様が変わっていた、なんていうことがよくあるので、プラグインに頼らないのであればこまめにチェックしておいたほうがよいでしょう。

導入は何も難しくありませんので、チャレンジしてみてください。

参考OGPとTwitterCardsの設置方法!プラグイン不要でコピペでOK

メタディスクリプションを設定したい

メタディスクリプションは、記事の内容と要点を簡潔に表したものを書きます。

検索エンジンが検索結果に採用することもあり、ランキング自体に重要な影響はないものの、ユーザーが記事を読むかどうかを左右するのは間違いありません。

つまり、検索 1 位にもかかわらずクリック率が低いのであれば、改善の余地があるということです。

ただし過度のキーワード羅列はスパムと捉えられますし、どの記事も似たような書き方であれば設置する意味がありません。適切な設定ができないのであれば、メタタグを設置しないというのも選択肢のひとつです。

WordPress にはメタタグの設定がないため、カスタムフィールドで対応しましょう。たまにテーマやプラグインで複数設定して、重複してしまっているブログを見かけます。

カスタマイズ後は、実際にソースコードを確認したほうがよいですね。

参考初心者でもプラグインを使わずにtitle,meta keyword,descriptionを投稿ごとに変える

記事下に関連記事を表示したい

各記事の下にカテゴリーやタグに基づいた関連記事を表示すると、人にも検索エンジンにもつながりを伝えることができ、PV 数アップが期待できます。

最適な表示方法は「最新」なのか「ランダム」なのか「人気順」なのか、ブログの内容によって異なるでしょう。

また、当然ながら “関連した” 記事であることが必要ですから、カテゴリーやタグの設定を最適化しなければなりません。

参考プラグインを使わずカテゴリごとの最新記事を表示する方法

参考プラグインを使わずWordPressに9の機能をつける

スマホ対応でモバイルSEO対策をしたい

Google がスマホ対応をランキング要素に加えると発表してから、ほとんどのブログが対応済みになっていることと思います。

プラグインを使わないのであれば、レスポンシブ Web デザインを採用するか、条件分岐を駆使して CSS を切り替える、という方法が考えられます。

いずれにせよ、今後はさらにモバイル端末からのアクセスが増えていきそうなので、たんに対応するだけではなく最適化も考えなければなりませんね。

WordPressを高速化したい

記事にアクセスしてから表示が完了するまでの時間が長いほど、その記事を読みたいという思いは削がれていきます。

せっかく検索上位になっていても、記事が読まれなければ何の意味もありません。

また、今後はスマホで閲覧したさいの表示速度もランキング要素となる可能性が高いので、今のうちから前述のモバイル最適化に取り組んでおくことをおすすめします。

安全性を強化したい

WordPress は全世界で愛用されているがゆえに、攻撃対象となりやすいのも事実です。

攻撃は PV 数や運営年数に関係なく行われます。タイミングが悪ければ、公開したばかりのブログがターゲットとなる可能性もあるのです。

手口はさまざまですが、まずは不正なログインを防ぐためにログイン画面を強化しておきましょう。もっともシンプルな方法として Basic 認証が挙げられます。

あくまで簡易的なものですが、ログインまでに二重の壁があることで攻撃の対象から外れるかもしれません。

参考WordPressにBasic認証かけてアクセス制限する方法は簡単だった!

また、WordPress 本体やプラグインの更新をきちんと行うこと、使わないプラグインは削除しておくこと、という基本も忘れてはなりません。どこが攻撃対象となるかわからないので、入口を減らしておく=プラグインを減らすことも有効と言えます。

一見 SEO とは関係なさそうなこの項目ですが、防御できずに何か危険なウィルスが仕込まれてしまうと Google から遮断される可能性も否定できません(それ以前に、ウィルス対策ソフトで弾かれると思います)。

レンタルサーバーによってさまざまな防御策が講じられていますが、最終的にブログを守るのはあなた自身です。

まとめ

便利な WordPress プラグインはたくさんありますが、必要最低限のものだけ取り入れるようにしましょう。

SEO プラグインを使えば、テーマを載せ替えても要素を引き継げるというメリットがあります。しかし、テーマを替えてもプラグインは外せないことがデメリットになるかもしれません。

どれが必要なのかは試しながら判断していくことになりますが、そういった作業がすべて面倒と感じるなら無料ブログをおすすめします。WordPress は、どうしても記事を書く以外のことにも時間をとられますからね。

でも、その作業が楽しいと感じるなら、どんどんカスタマイズして自分だけのブログを完成させてほしいと思います。

それでは、また。