Googleアナリティクスのアクセス解析データを個人ブログで活用する方法

SEOに必要な要素

Google アナリティクスを導入しているけど、そのデータをブログでどのように活用すればよいのかわかりません…

Google アナリティクスは高機能すぎて、どこを見ればよいのかイマイチわからないかもしれません。専門用語も多数ありますしね。

あちこちで導入が推奨されているので、「とりあえず入れてみた」という方が多いのではないでしょうか。

でも、個人ブログであれば、アナリティクスで見るべき部分は限られてきます。どのデータを見てそれをどのように使うのか、ブログ初心者向けに解説したいと思います。

本記事はユニバーサルアナリティクスの解説です。また、記事内で使用しているキャプチャは、とくに記載がないかぎり Google デモアカウントのデータとなっています。

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Google アナリティクスの基本

まずは、Google アナリティクスの基本部分をおさらいしておきましょう。

レポートの意味

左側に表示されているサイドメニューには、以下のようなレポート項目が並んでいます。

Googleアナリティクス サイドメニューに並んでいるレポート

簡単に、このような意味です。

レポート名意味
リアルタイム「いま現在」のアクセス状況
ユーザーユーザーは「どんな人」か
集客ユーザーは「どこから」アクセスしているか
行動ユーザーは「どこを」見ているのか
コンバージョンユーザーは「なにを」したか

「だれがどこから来て、どのページを見てなにをしたのか」というのが順に追えるようになっているわけですね。

コンバージョンは自分で目標を設定しておかないとデータに反映されませんが、個人ブログではとくに使わなくてもよいと思います。ユーザーにこれをしてほしい、という明確なゴールがあれば使ってみてください。

「3 ページ以上閲覧された」「5 分以上滞在している」などもゴールとして設定できます。

目標について – アナリティクス ヘルプ

期間設定

データ表示期間は、「リアルタイム」以外のレポート画面で設定できます。右上にある日付をクリックし、任意の期間を設定しましょう。

Googleアナリティクス 期間設定

最初に表示されるデフォルトの期間は、管理画面で変更できます。

左下の「管理」をクリック
Googleアナリティクス 管理
左上の「ユーザー」を選択
Googleアナリティクス管理画面
「デフォルトの期間」を変更
Googleアナリティクス デフォルトの期間

「7 日間」「14 日間」「28 日間」「30 日間」から選べます。

とくにこだわりがなければ、「28 日間」か「30 日間」にしておくのがおすすめです。

期間比較

特定の期間を比較したいときは、期間設定の部分で「比較」にチェックを入れてください。

Googleアナリティクス期間比較

たとえば、「Google コアアップデートが始まってからの 2 週間」と「その直前の 2 週間」を比較すると、どのページが上がったのか・下がったのかがわかりやすくなります。

何年もブログを運営しているなら、「今年の夏」と「昨年の夏」でどのくらい違っていたか、というのも比較できますね。

メモ機能

意外と知られていないかもしれませんが、Google アナリティクスは「メモ」を残しておくことができます。

グラフの下にある ▼ アイコンをクリック
Googleアナリティクス グラフ下の三角アイコン

「ユーザーサマリー」など、グラフが表示されるレポートを表示しておいてください。

「+ 新しいメモを作成」をクリック
Googleアナリティクス 新しいメモを作成
日付を選択し、メモを入力して「保存」をクリック
Googleアナリティクス メモ入力

コアアップデートなど Google に動きがあった日や、リライトした過去記事 URL などをメモしておくと、あとから振り返りやすくなります。

ユーザーレポート活用方法

ユーザーレポートの活用方法を見ていきましょう。

と言っても、このレポートは毎日入念にチェックしなくてもかまいません。グラフを見て、「いつもとちょっと違う動きがないかな?」を確認しておくだけで OK です。

ユーザーあたりのセッション数やリピーターの割合などは、毎日大きく変わるものではないですからね。

「モバイル」は一度見ておくべき

「モバイル」-「概要」は、まだ見たことがなければ一度はチェックしておいてください。

Googleアナリティクス モバイル 概要

着目するのは「mobile(スマホ)の割合」です。

記事の執筆やプレビューのチェックは PC で行うことが多いと思います。つまり、パソコンでの見え方を基準にチェックすることがほとんどではないでしょうか。

表の構造や改行位置など、パソコンではきれいに見えても、スマホではデザインが崩れているかもしれません。

もし「mobile」や「tablet」の割合が多いのであれば、スマホでの読みやすさを最優先に考えましょう。一般的なブログだと 80 %近くはスマホからのアクセスだと思いますし、Google もスマホでの見え方を重視しています。

スマホユーザーの割合が大きく変わることはないので、たまに覗いておくだけで大丈夫です。

集客レポート活用方法

続いて、集客レポートです。

Googleアナリティクス 集客レポート

概要はさほど頻繁にチェックしなくてよいでしょう。

「どこからのアクセスが多いのかな?」という現状を把握しておけば OK です。

アクセス数に大幅な増減が見られたときは、期間比較でどこからの流入が変化したのか見ておくとある程度理由を推測できるかもしれません。

流入元概要
Organic Search検索サイトからのアクセス。
大幅な増減が見られたときは、Google のコアアップデート等による検索順位変動が影響しているかもしれませんし、キーワードの需要が変化したのかもしれません。Search Console で詳細をチェックしましょう。
SocialSNS からのアクセス。
大幅に増加したときは、どこかでバズっていたのかもしれません。Twitter は、Yahoo! リアルタイム検索 で見つけられる可能性があります。とくに対策することはありませんが、もし記事の誤りなどを指摘されていた場合は修正しましょう。
Referral他サイトからのアクセス。
大幅に増加したときは、どこかのサイトで紹介されたのかもしれません。「参照サイト」で詳細をチェックしましょう。
Directブックマークや URL を直接入力してのアクセス。
LINE などのスマホアプリやメール内のリンクからアクセスされているケースもあります。その場合、どこからのアクセスなのかを完璧に特定することはできません。

Search Console と連携しておくと便利

Google アナリティクスは、Search Console のデータを取り込むことができます。

プロパティ設定にある「Search Console を調整」から連携しておきましょう。

GoogleアナリティクスとSearch Consoleを連携
プロパティ設定画面例(Naifix)

集客 > Search Console から各データを確認できます。

GoogleアナリティクスでSearch Consoleのデータを確認

各ページ・各キーワードの調査は Search Console で直接行ったほうがわかりやすいと思いますが、Google アナリティクスではページ・クエリをすべて確認できるというメリットがあります。

Search Console の検索パフォーマンスでは、「ページ」「クエリ」共に最大 1,000 件までとなっているところ、アナリティクスはそれ以上のデータが表示されます。

どんなキーワードでそのページに入ってきたか、を調べるのも簡単です。ランディングページに表示されている URL をクリックしてみてください。

Googleアナリティクス ランディングページ

そうすると、検索クエリ(キーワード)が表示されます。

Googleアナリティクス 検索クエリ

期間比較すると、どのキーワードで増減があったのかすぐわかります。

Googleアナリティクス 検索クエリを期間で比較

もし数値が減少していた場合は、対策しましょう。

状況原因と対策
全数値が下がっている検索順位低下により、表示回数やクリック数も下がっていると思われます。そのキーワードの検索意図に応えているか、他サイトより優れた情報を提供しているか、見直してみましょう。
順位は変わらないのにクリック数が落ちているmeta description を改善し、検索ユーザーの興味をひきましょう。FAQ などリッチリザルトの対応を検討するのもよいでしょう。
順位は変わらないのに表示回数が下がっているそのキーワードに対する需要が下がっていると思われます。とくに対策すべきことはありませんが、検索順位を維持できるよう定期的に記事を見直しておきましょう。

FAQ リッチリザルト実装方法は、以下の記事で解説しています。

行動レポート活用方法

最後は行動レポートの活用方法です。

Googleアナリティクス 行動レポート

新記事公開後・過去記事リライト後のチェックは、おもにこの行動レポートを使っていきます。

閲覧開始数が少ないページを見つける

「すべてのページ」で閲覧開始数が少ない順に並び替えてみましょう。

「閲覧開始数」をクリック
Googleアナリティクス閲覧開始数
矢印が下向き(閲覧開始数が多い順)になっているので、再度クリック
Googleアナリティクス 閲覧開始数の多い順
矢印が上向き(閲覧開始数が少ない順)になれば OK
Googleアナリティクス 閲覧開始数の少ない順

閲覧開始数が少ない=ブログの入口になっていない、ということです。

ブログは読者全員がトップページから順に見るのではなく、検索や SNS 経由で各記事に直接入ってくることも少なくありません。

数値が低い場合は、原因を調べて対策しましょう。

状況原因と対策
検索順位が低すぎる(圏外)検索意図に応えられているか、検索ユーザーが満足する内容になっているかをチェックし、リライト・他の記事との統合を考えましょう。
検索順位は上位なのにアクセスされていない需要がない(検索ボリュームが少ない)キーワードを狙っていないか、意図したキーワードとズレていないかをチェックしてリライトしましょう。
閲覧開始数も PV 数もゼロに近い1 記事だけで完結させることを考えず、複数記事で検索上位を狙ったほうがよいかもしれません。関連記事を増やして内部リンクでつなぎましょう。

自分のアクセスを除外していない場合、投稿のプレビューがカウントされていることもあります。

WordPress は「&preview」という文字列が入っているのがプレビュー画面へのアクセスなので、そうしたページは除外して考えましょう。

「/?s=」という文字列が入っているなら、内部検索を意味しますので、これも除外してください。

直帰率が高いページを見つける

次は「すべてのページ」で直帰率が高い順に並べ替えてみましょう。並び替える方法は、閲覧開始数のチェック方法と同じです。

さらに、並び替えの種類で「加重」を選択してください。

Googleアナリティクス 直帰率が高い順

こうすることで、「よく読まれているけど直帰率が高い順」でページが並びます。

直帰率が高いページは、検索サイトなどからアクセスしてくれたユーザーが他のページを見ずに離脱してしまった、ということです。

しかし、直帰率が高いから必ず改善しなければならない、というわけでもありません。

たとえばアフィリエイトリンクをクリックしてほしい記事なら、直帰率が高いほど目的を果たしている可能性があります。「検索 → 記事 → 広告サイト」という行動でも、直帰率は 100 %です。

また、検索ユーザーが記事の内容に十分満足してくれた可能性もあります。「検索 → 記事 → ブラウザを閉じる」という行動でも、直帰率は 100 %です。こうした行動はアナリティクスのデータだけではわからないので、ヒートマップ分析などを併用しましょう。

直帰率の高さが問題になるケースは以下のとおりです。

状況原因と対策
トップページの直帰率が高い新着記事を見つけやすいか、ブログを定期的に更新しているか、というのが関係してくるので、デザインや更新頻度を見直しましょう。
アーカイブページの直帰率が高いカテゴリーページ・タグページの場合は、関連する記事数が少ない、適切な分類ではない、という可能性があるので記事ごとの関連性を見直しましょう。
関連記事があるのに記事の直帰率が高い記事本文内に内部リンクがないケースが多いので、内部リンクで誘導していきましょう。リンクだとわからないデザインになっていたり、記事そのものが読みづらくすぐ離脱されている可能性もあります。

内部リンクは、サイドバーや記事下に自動表示しておくだけでは不十分です。

もしスマホからのアクセス率が高ければ、サイドバーはページの下部になっていることが多いので、そこに到達する前に離脱しているかもしれません。

全員がページの最下部まで読んでいるとは考えず、本文内の適切な場所から適切なページにリンクしましょう。

直帰率の数値だけで考えず、ページの目的をもとに他の数値(滞在時間・広告クリック数など)も合わせて改善すべきか判断してください。

内部リンク可視化マップも併用するとわかりやすいと思います。

Google AdSense 収益が高いページを見つける

「サイト運営者」から、Google AdSense と紐付けたデータをチェックできます。

まだ連携していない場合は、「設定」から連携作業を進めておきましょう。

GoogleアナリティクスとGoogle AdSenseを連携

連携後にデータが反映されると、「サイト運営者のページ」でページごとのクリック数や収益を確認できます。

Googleアナリティクス サイト運営者のページ

基本的にページビュー数が多いページほど収益も高くなりますが、ページの内容によって単価やクリック数は異なってきます。

特定のカテゴリーに属する記事の数値が高いのであれば、そのカテゴリーを重点的に更新することで収益が上がっていくかもしれません。

インプレッション率やクリック率が低いのであれば、広告が表示されるまでに読者が離脱しているのかもしれません。

個人ブログでは全ページ同じような配置になっているかもしれませんが、配置や広告数をページごとに変更してテストするのがおすすめです。

仮説を立てて検証しよう

Google アナリティクスのデータは、「仮説」があってはじめて活きてきます。

トップページの直帰率が高いのであれば、新着記事をわかりやすく目立たせるとクリック率が高くなる、という仮説を立ててみましょう。

実際にレイアウトなどを変更した日を境に一定の期間で比較してみて、直帰率が下がったのであれば仮説は正しかったことになります。もし変わらないのであれば、それ以外に原因があるので新たに仮説を立てて検証してみてください。

PDCA を回しながら地道に改善していくのが一番です。

複雑な作業は必要ありません。「内部リンクを加えたら」「広告の位置を変えたら」「記事の順番を入れ替えたら」など、できる範囲でやっていきましょう。

まとめ

Google アナリティクスは難しいイメージがあると思いますが、個人ブログで活用する数値はそれほど多くありません。

  • ユーザーレポートで現状をざっくり把握しておく
  • アクセス数が減ったら集客レポートで期間比較して大まかな原因を探る
  • 行動レポートでページごとの状況を確認し、数値の思わしくないページを見つけて改善する

慣れてきたらセグメントやディメンションを追加して、より高度な分析にチャレンジするのもよいですね。

ブログの場合は分析に時間を使うより、過去記事のリライト・新記事の更新に力を入れたほうがよいと思います。そのときにちょこっとアナリティクスのデータを使ってみてください。

それでは、また。

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この記事を書いた人

Ellora

Ellora

Web コンサルタントとして、企業・個人サイトのお手伝いをしています。

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