2019/06/06270 Shares

JPEG圧縮・軽量化ツール9選-画像圧縮後の容量と画質を比較

天秤

ブログでよく使われる JPEG 形式の画像。フルカラーのイメージ素材や写真に最適ですが、容量が大きくなりがちというデメリットもあります。

表示速度が遅いとき、画像の容量を見直すだけで改善されることも少なくありません。できるだけ画像を軽量化(圧縮)してからアップロードしましょう。

専用ソフトを使わず、ブラウザだけで簡単に JPEG 画像を軽量化できる WEB サービスを 9 つご紹介いたします。圧縮後の容量やクオリティ(画質)を比較していますので、ご参考になれば幸いです。

JPEG画像圧縮サービス比較

下の画像を圧縮したとき、各ツールでどれほど軽量化できるのか、画質を保てるかをチェックしてみました。

圧縮前の画像

横 720 px・縦 540 px / 192 KB

なお、このブログでは EWWW Image Optimizer というプラグインを使用しており、アップロード時に JPEG 画像をプログレッシブ形式に変換して軽量化しています。

圧縮時点の数値はベースライン形式となっているため、表記の容量と若干の誤差があるのでご了承ください。

 JPEGには2種類ある!プログレッシブとベースラインの違いは何?

それでは、各サービスの簡単な特徴と共にご紹介していきます。

JPEG画像圧縮ツール9選

画像にカーソルを乗せるとスライダーが出てきますので、圧縮前後の見栄えを比較してみてください。

TinyJPG

まずは、有名な「TinyJPG」のご紹介です。

このサービスはもともと PNG 形式の画像のみに対応していた TinyPNG で有名でしたが、現在は JPEG 形式にも対応しています。無料で 20 枚まで圧縮可能で、Dropbox に直接保存できるのが便利ですね。

WordPress 用プラグインもあり、こちらは月に約 100 枚まで。有料版は制限が外れます。

Compress JPEG & PNG images – WordPress プラグイン | WordPress.org

圧縮前の画像TinyJPGで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 48.0 KB(圧縮率 75 %)

Kraken.io

「Kraken.io」は、PRO 版にアップグレードすると画像のリサイズを行うことができるほか、URL を指定して圧縮したり、WordPress プラグインの利用が可能となります(月 $ 5 ~)。

無料版でも「EXPERT」モードにすると、圧縮のクオリティや Exif 情報の保持などのオプションを選択でき、かなり高機能なツールです。

ここでは EXPERT モードでクオリティを 80 に設定して圧縮してみました。

圧縮前の画像Kraken.ioで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 32.0 KB(圧縮率 84 %)

Online Image Сompressor – Optimizilla

「Optimizilla」は、Media4x という CSS や PDF も圧縮できるツールと統合されたようです。

20 枚までの一括圧縮に対応しており、個別またはまとめて ZIP ファイルとしてダウンロードできます。圧縮後の画像ファイル名に「-min」がつくので、ここは好みが分かれるところですね。

アップロード後にオリジナル画像を見ながらクオリティを調整できます。ここでは「80」としました。

圧縮前の画像Optimizillaで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 32.0 KB(圧縮率 84 %)

この Optimizilla と中身が同じでドメインが違う「Jpeg圧縮-オンラインイメージ最適化ツール」というサービスもあります(Google AdSense の ID も同じ)。

Optimizilla と圧縮率は変わらなかったので、リンクだけしておきます。

Compressor.io

「Compressor.io」は、JPEG 以外に PNG・GIF・SVG の圧縮にも対応しています。

圧縮後のファイル名には「-compressor」がつくので、Otimizilla 同様好みが分かれるところでしょう。

パソコンにダウンロードできるほか、Google Drive や Dropbox に直接保存できるので便利ですね。

圧縮前の画像Compressor.ioで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 36.0 KB(圧縮率 81 %)

mozjpeg

「mozjpeg」は、あらかじめクオリティをスライダーで選択してから画像をアップロードします。圧縮後に調整できないので、ここはちょっと不便かもしれませんね。

クオリティは 60 ~ 90 が推奨値となっていますが、ここでは「80」で試してみました。

圧縮後のファイル名には「-compressed-80」がついてしまいます(数字はクオリティによって変動)。

圧縮前の画像mozjpegで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 28.0 KB(圧縮率 85 %)

Compressnow

「Compressnow」は、画像アップロード後にスライダーで圧縮率を調整できるタイプのツールです。圧縮後の容量がすぐに表示され、変換スピードもかなり速いほうだと思います。

圧縮後のファイル名に「-compressed」がついてしまうのが難点。

ここではレベルを「20」にしました(クオリティ「80」と同じくらい?)。

圧縮前の画像Compressnowで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 36.0 KB(圧縮率 81 %)

JPEG Optimizer

「JPEG Optimizer」は、容量圧縮に加えてサイズも変更できます(幅の指定のみ)。軽量化もリサイズも同時に処理したいなら重宝しますね。

圧縮後のファイル名には、ユーザーの IP がついてしまいます。そのままブログにアップするのはやめておきましょう。

サイズは変えず、レベルを「80」にして試してみました。

圧縮前の画像JPEG Optimizerで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 36.0 KB(圧縮率 81 %)

Squoosh

「Squoosh」は Google Chrome Lab が開発したツールで、今回ご紹介しているなかでは新しいサービスです。

オンライン上で画像圧縮するのではなくローカルで処理されるため、ネットにつながっていなくても利用できます。WebP 形式の変換に対応しているところは、さすが Google ですね。

かなり細かい設定ができますが、「MozJPEG」で「0.8」にして試してみました。

圧縮前の画像Squooshで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 32.0 KB(圧縮率 84 %)

なお、ソースコードは GitHub で公開されています。

GitHub – GoogleChromeLabs/squoosh: Make images smaller using best-in-class codecs, right in the browser.

iLoveIMG

「iLoveIMG」は圧縮軽量化だけではなく、リサイズや透かしなどの加工編集ができる総合ツールです。圧縮のクオリティは調整できません。

サインアップしなくても使えますが、無料登録・有料版への移行で圧縮できる画像の枚数や容量を増やせます。

オンラインで圧縮から加工までワンストップで行えるため、カフェやコワーキングスペースなどで作業するブロガー向きかもしれませんね。

圧縮前の画像iLoveIMGで圧縮した画像
圧縮前の容量 192.0 KB
圧縮後の容量 23.0 KB(圧縮率 88 %)

圧縮後の容量比較表と目的別おすすめ

以上、8 つのサービスをご紹介しました。「圧縮後の容量比較」と「目的別おすすめ」でまとめてみます。

圧縮率比較

画像圧縮率の低い順に並べてみました。クオリティ(レベル)が設定できるものは、「80」としています。

圧縮前 192 KB
TinyJPG 48 KB
Compressor.io 36 KB
Compress Image 36 KB
JPEG Optimizer 36 KB
Kraken.io 32 KB
Optimizilla 32 KB
Squoosh 32 KB
mozjpeg 28 KB
iLoveIMG 23 KB

「iLoveIMG」が一番軽くなりました。ただし、画像によって圧縮率は変わりますし、クオリティと容量のバランスもあるので一概にこれがベストとは言えません。

ふだん TinyJPG を利用されているなら、他のサービスも試す価値ありだと思います。

目的別おすすめツール

目的別のおすすめを独断と偏見で載せておきます。

複数の画像をまとめて圧縮したい アップロード後にクオリティを調整できる「Optimizilla」がおすすめ。PNG 形式にも対応しているので、ブログならこれ一つで十分かも。
EXIF 情報を残しつつまとめて圧縮したい 細かい調整ができる「Kraken.io」がおすすめ。写真ブログで日付などの情報を保持しておきたいならコレ。
1 枚ずつ細かい調整がしたい Squoosh」がおすすめ。画像圧縮の仕組みを勉強したい人にも向いている。
圧縮して簡単な加工編集もしたい iLoveIMG」がおすすめ。クオリティを調整できないが、作業効率化・スピード重視なら重宝する。

「ある程度見た目を保ちつつ、とりあえず圧縮できれば OK」というなら、どのサービスもあまり変わらないと思います。

まとめ

圧縮率やクオリティのほか、操作性にもそれぞれ特徴があるので、いろいろ試してみてください。

写真ブログや素材配布サイトならクオリティの高い画像が求められますけど、スマホからのアクセスが多い一般的なブログなら高解像度の画像は必要ありません。少しでも軽くして、できるだけ速く表示させたほうがよいと思います。

その他、ブログ運営におすすめのツールもご参考に!
 ブログ運営におすすめの便利ツール・Webサービス28個

それでは、また。

この記事は 2015 年に公開した記事を再編集したものです。