
ブログが丸ごとパクられてしまいました・・・!
当サイト( Naifix )は、過去に数記事を丸ごとパクられたことがあり、今でも下手なリライトで記事が転載されています。検索にひっかからないだけで、まともに調べればかなりの数が出てくるでしょう。
パクられた側は削除要請や対応に時間と労力が割かれ、場合によっては個人情報の提出まで必要になります。それに比べて、パクるのは実に簡単な作業で時間もかかりません。
丸ごとパクるならたった 10 秒で済みますし、自動化することも可能なのです。どのくらい簡単なのか、実際にご覧ください。
ブログを丸ごとパクる方法
本来ならダミーサイトでも用意してご覧いただくところですが、今回は本当に他人のブログをパクってみます。リアルな雰囲気を出すために、事前許可もなしです。
というわけで、さきに謝っておきます。三十路男さん( @30sman_blog )ごめんなさい。
パクるブログはこちらの「三十路男の悪あがき」です。

パクるのに難しい知識は不要です。アップロードする場所だけ準備しておけば OK。
まずソースを開いて適当な名前で保存します。パーマリンク設定を維持したいなら、そのままで。

そして、保存した HTML ファイルをそのままアップロードします。
今回は某無料ホームページサービスを使いましたが、FTP ソフトを使わなくても管理画面にファイルをドラッグ&ドロップするだけでアップ完了しました。
「目標を保存してアップ」
「目標を保存してアップ」
「目標を保存してアップ…」
はい、できました。

オリジナル記事「GMail利用者はメール送信の取り消し(キャンセル)機能を設定しよう」と見比べてみてください(※元記事が削除されたので、リンク先は Internet Archive です)。
アイコンフォントは読み込めませんでしたが、あとはほぼ丸ごとコピーされているのがわかると思います。
慣れてしまえば一記事 10 秒もかからずコピーできますし、ちょっとこの手のことに詳しい人なら自動化も可能でしょう。
WordPress を使えば、詳しくなくても自動化できますけどね。
自動更新で記事をパクる方法
今度は丸ごとコピーではなく、記事だけパクります。しかも自動で。
WordPress プラグイン FeedWordPress を使えば簡単です。

このプラグインは、名前のとおりブログのフィードから記事情報を取得します。そして、その情報に基づき記事を投稿してくれます。
複数のブログを運営していて更新情報をひとつのサイトで流したいときは便利ですし、アンテナサイトやまとめサイトでも使えます。
FeedWordPressの使い方
インストールすると、管理画面サイドバーに「Syndication」という項目が追加されます。

まず、「Syndicated Sites」でパクりたいサイトを設定します。

「Add」ボタンを押すと、フィード選択画面に移ります。

通常は RSS 2.0 を選んでおけば問題ありません。
設定が終わったら「更新」ボタンを押しましょう。

はい、でました。

テーマは Gush2 なのでデザインは違いますが、タイトルもカテゴリーもパクれています。今回はサムネイルだけダメでした。
記事ページはこんな感じ。

ちなみにこのプラグインは細かい設定項目があり、オリジナルブログに変更があったら追従するとか、何分おきにフィードをチェックして記事を投稿するとか、いろいろできます。
最初に設定しておけば、あとは正にほったらかし。複数サイトを登録しておけば、数百記事なんてあっという間です。
本記事はブログのパクりを推奨するわけではなく、こうやって簡単にコピーできてしまうという注意喚起です。なお、今回作成したパクりサイトはアカウントごと削除しました。
まとめ|ブログのパクりは防げるのか
実際にブログがパクられたときの対応方法や、パクられるのを軽減できるかもしれない方法は以下の記事をご覧ください。
ご紹介したとおり、ブログをパクるのは実に簡単です。
著作権法が非親告罪となれば少しは変わるかもしれませんが、盗用や転載を完璧に防ぐ方法はありません。物理的にコピーできないようにしても、モニターを見ながら打たれたら終わりです。
最も有効な手段は、パクるのすら面倒くさいと思わせるほど充実したコンテンツを提供することだと思います。丸パクリされれば Google への通報や訴訟も通りやすいですからね。
問題なのは、ブログを簡単にコピーする方法があるということではなく、パクりを悪いことだと思っていない人がいるということです。こればかりはどうしようもないので、パクられたら記事ネタにしてしまいましょう…。
それでは、また。