
ブログでよく使われるアイキャッチ画像。読んで字のごとく、読者の目線を引きつける画像です。
トップページの記事一覧表示や SNS でシェアされたときにクリック率を高め、タイトルや見出しの前後に挿入することで記事のイメージを伝える役割を持ちます。
個人ブログで使われるのは無料素材がほとんどですが、ここで問題となるのが「オリジナリティを出しづらい」ということ。あっちのブログもこっちのブログも同じ画像、となるとアイキャッチの効力が弱まるかもしれません。
そこで今回は、無料素材を加工して少しでもオリジナリティを出す方法をご紹介します。
アイキャッチにオリジナリティが必要な理由
Naifix の記事は 100% アイキャッチを設定しています。
運営当初は無料素材を使っていましたが、2019 年ごろから主に Adobe Stock 有料版を使用しています。無料素材と比べると、有料素材を使ったほうが他のブログとかぶりづらいですね。
月 10 点の素材を使えるサブスクリプションプランで 3,828 円 / 月となっており、これを高いとみるかは人それぞれだと思います。
無料素材の画像はどれくらいかぶっているのか
無料素材サイトはいくつかありますが、日本人が起用されているメジャーどころは以下の 3 つです。
ぱくたそさんの画像を使うブログはけっこう見かけるんじゃないでしょうか。
無料で使えてしかもクレジット表記不要、というのは個人ブロガーにとってありがたいサービスです。しかし、高確率で他のブログとかぶってしまうというデメリットもあります。
たとえば、こちらの恵方巻きを食べている画像。

Google で画像検索してみると 180 件以上ヒットします( 2021 年 5 月現在)。毎年 2 月ごろになるとさらに増えるかもしれません。
このような無料素材を使う場合は、アレンジ加工して少しでもオリジナリティを出したほうが差別化できます。
無料素材を使った画像加工サンプル
では、いくつかサンプルをご紹介していきます。
文字を入れる
もっとも簡単なのは、画像に文字を入れる加工です。
こちらの画像を使ってみましょう。

「沈黙の Web マーケティング」とコラボしたもので、見かけたことがあるかもしれません。

画像にそのまま文字を入れたもの。各文字の大きさや角度を変えると動きが出ます。

文字の背景に薄いボーダーを入れたもの。「身体を鍛える」記事などに使えます。

背景にセリフを入れたもの。手書き風フォントにするとそれっぽくなります。
いずれも簡単な加工ですが、画像に意味を持たせる有効な方法です。
画像素材だけではなく、フリーフォントをいくつかダウンロードしておくとオリジナリティが出しやすいかもしれません。
単純なアレンジを加える
つづいて、画像に単純な加工を施したものを見てみましょう。
元の画像はこちら。

2 ~ 3 月ごろに多く見られる、確定申告の記事などで使えそうですね。

画像を白黒にしたもの。この上に文字を置けば、テキストがより強調されます。

画像を分割したもの。「確定申告を失敗しないために知っておくべき…」という記事に合うかもしれません。

画像を写真風に加工したもの。複数枚並べることにより、ストーリーを演出できます。
このような加工は、Photoshop のような編集ツールがあれば一発です。テキストを乗せることで、さらにオリジナリティが加わるでしょう。
簡単な編集加工なら、PIXLR などの無料ツールでも十分です。
スマホアプリでも編集加工できるものがたくさんあるので、そちらを探してみるのもよいですね。
複数の画像を合成する
ちょっと時間をかけて凝った画像を作ってみると、より一層オリジナリティが高まります。
こちらの画像を使ってみましょう。

背景が単色のものを選ぶと、切り抜き処理がしやすいのでお勧めです。

人物を切り抜き、テクスチャ画像と合成したもの。白背景と印象が違って見えます。

背景にただグラデーションをかけたもの。文字入れするならこのぐらいシンプルなほうがよいですね。

他の画像と組み合わせて加工したもの。PhotoFunia というサービスを使うと簡単にできます。
複雑な加工はテクニックも時間も要りますが、ツールを活用すればだれでもできます。
ブログのデザインや記事の内容に合わせていろいろ試してみてください。
まとめ
必ず画像を使わなければいけない、ということはありません。ただ、上手に使うことで、読者の目をひき、読みやすい記事にすることができます。
加工に時間をかけたくない。かといって他のブログとかぶりたくない。という場合は、国内の素材だけではなく海外のサイトも探してみましょう。
画像も記事の一部ですから、丹精込めて書き上げた記事にはそれなりの画像を用意したほうがよいかもしれませんね。
それでは、また。