2019/05/10184 Shares

ブログのアクセス数を増やすために知っておきたい「キーワード」の考え方

Keywords

もしかすると、あなたは今「キーワード」という呪縛に囚われて、記事が書けない状態かもしれません。

検索上位に入るにはキーワードが大切。アフィリエイトで稼ぐならキーワードが大切。

そんな言葉に惑わされて、ブログはキーワードに基づいて書かなければダメだという思考になっていないでしょうか。もちろんキーワードは重要な要素なのですが、もっと本質を見なければ結果につながりませんし、楽しく書くこともできないでしょう。

では、キーワードの本質とは?

キーワードとは

そもそもキーワードとはなにを指すのでしょう。-そう、検索ユーザーがなにかを調べるときに検索窓に入力する語句ですね。

その検索データはツールで見ることができ、月にどれくらい検索されているのか、上位に入っているのはどんなサイトなのか、というのも分析できます。

単純に考えれば、みんなが検索するキーワードで検索 1 位になれれば莫大なアクセス数が見込めます。もし月に 1 万回検索されているキーワードなら、CTR 30 %としても 3,000 PV は見込める計算です。

検索ユーザーが本当に知りたいこととは

それでは、「キーワードにとらわれすぎるのはよくない」という話を進めていきたいと思います。

Ubersuggestでキーワードを調べてみる

まずは実際にキーワードを調べてみましょう。

数年前までは Google が提供しているキーワードプランナーがよく使われていましたが、広告を出稿しなければ細かい数値が見られなくなってしまいました。

そこで、「Ubersuggest」という無料ツールを使ってみたいと思います。

Ubersuggest

ためしに「WordPress」と入力してデータを取得してみます。

「WordPress」という単語は毎月平均して 11 万回も検索されているようですね。

WordPress月間検索数

ということは、検索 1 位になれば最低でも 11 万回は検索ユーザーの目にとまる、ということです。

1 位になれば 100 %クリックされるわけではなく、だいたい 20 ~ 40 %のクリック率となります。30 %と考えても、33,000 回のアクセス数が見込めますね。

つづいて、その下の「キーワード候補」を見てみましょう。関連するキーワード一覧がボリューム順に表示されています。

WordPress キーワード候補

「WordPress テーマ」や「WordPress 使い方」で検索する方が多いんだな、ということがわかります。

キーワードありきで考えると、そうしたボリュームの多いキーワードで記事を書くことしか考えられないかもしれません。

あまりに検索数が多いキーワードだと競合が強いため、1,000 ~ 2,000 ぐらいのキーワードを狙いましょう、と教える方もいらっしゃいます。

しかし、それは数字にとらわれすぎて本質が見えていない状態と言えます。ちょっと考えてみてください。「WordPress テーマ」で検索する方は、いったい何が知りたいのでしょうか。

深掘りして検索意図を探る

「WordPress テーマ」で検索するのですから、当然 WordPress テーマのことを知りたいんだろうな、というのはわかります。

じゃあすべてのテーマを紹介する記事を書きますか?

wordpress.org に登録されている最新テーマだけで 7,000 以上ありますが……

WordPress最新テーマ

公式ディレクトリに登録されていないテーマを入れたらとんでもない数になってしまいます。すべて紹介するのは現実的ではありませんね。また、検索ユーザーが満足するコンテンツにはならないでしょう。

「WordPress テーマ」で検索する方は、ブログ用のテーマを探しているかもしれませんし、コーポレートサイト用のテーマを探しているかもしれません。キーワードは同じでも、全員の検索意図が同じとはかぎらないのです。

また、もしかするとテーマを探しているのではなく、テーマの作り方を調べている方も含まれている可能性があります。テーマのインストールが上手くいかず、解決方法を探している可能性もあります。

検索意図が多様になるほど検索ボリュームは大きくなります から、ただ数字だけ見て記事を書いても意味がないということがわかりますね。

もう少し掘り下げて調べてみましょう。

検索語句を「WordPress テーマ」に設定して再調査すると、245 のキーワード候補が見つかりました。

WordPressテーマ キーワード候補

ざっとたどっていくと、「WordPress テーマ おしゃれ 日本語」「WordPress テーマ 飲食店 無料」といった具体的なキーワードが出てきます。

ここまでくると「WordPress テーマ」よりは検索意図に合わせた答えが書けそうですね。

日本語に対応しているおしゃれな WordPress テーマについて紹介した記事を書けば、「WordPress テーマ おしゃれ 日本語」で検索した方はきっと満足してくれるんじゃないでしょうか。

大切なのは数字ではなく、検索ユーザーの満足度

「WordPress テーマ おしゃれ 日本語」の検索ボリュームを見てください。月間 30 ほどです。

「WordPress テーマ おしゃれ 日本語」検索ボリューム30

「WordPress テーマ」だと 9,900 ありますから、比べるとちょっと見劣りしてしまいますね。

「WordPress テーマ」検索ボリューム

月間検索数 30 では話にならないと考えますか?

ではお尋ねしますが、あなたは「WordPress テーマ」で検索した方に満足のいく答えを提供できるでしょうか。様々な検索意図をもつ複数の方に対して 100 %の回答ができますか?

どんなに検索ボリュームが大きくても、検索意図に沿ったものでなければ上位は望めませんし、たとえ検索上位になったところでそのユーザーにとって満足のいく答えがなければすぐに離脱されてしまうでしょう。

その点、「WordPress テーマ おしゃれ 日本語」で検索した方への回答は、100 %とはいかなくても、的外れな回答をするのに比べればかなり満足度の高いコンテンツとなるはずです。

キーワードにとらわれているあなたに、この言葉を贈ります。

たったひとりを満足させられないのに、1 万人を満足させられるわけがない

具体的なキーワードで検索している少数のユーザーを満足させる記事が書けないなら、あいまいなキーワードで検索している多数のユーザーを満足させるなんて無理、ということです。

検索ボリュームだけを見てひたすら書くのもよいですが、画面の向こうにいるのは人間です。数字ではなく、検索ユーザーに「ありがとう」や「面白い」と思ってもらえるコンテンツを目指しましょう。

ただ PV が増えるのを見て楽しみたいなら、自分でブログなんて書かず機械にやらせておけばよいでしょう。でもそれって、なんのためにブログをやっているのかわかりませんよね。楽しさの欠片もありません。

検索キーワードは調べなくてもいい?

実は検索キーワードなど調べずともアクセス数をあげることは可能です。

今までの人生でいろいろな壁にぶつかり、それをクリアしてきたじゃないですか。それを書けば、自然とキーワードになるんですよ。

WordPress でブログを運営しているなら、どのテーマがよいのかいろいろ調べてきたと思います。あちこちのレビューを参考にしたり、実際に使っているブログを見てひとつずつ試してきましたよね。

その経験から「○○○という WordPress テーマはおしゃれで使いやすくて最高でした!」という記事を書いたとしたら、それって先ほどのキーワードに対する答えそのままになっていると思いませんか?

検索キーワードを調べていって、それに基づいた記事を書くのが悪いということではありません。しかし、体験談から記事を書けば主要なキーワードは必ず入りますし、共起語や関連語も自然と出てくるものです。

ちょっと前までの自分はどんなことに悩んでいたのか。何を調べてどうやって解決したのか。それを伝えるだけで、同じようなことで悩んでいる方に最適な答えを届けることができます。

体験談を交えたアツい記事を書けば、読んだ人の感情がゆさぶられ、それが結果的に検索順位やアクセス数に反映されるのです。そうして人とひとがつながっていくのが、ブログの楽しさではないでしょうか。

キーワードツールを活用するのは賢いやり方だと思いますが、それが全てではありません。

たまにはキーワードなんかまったく無視して記事を書いてみてください。なにか新しい発見があるかもしれませんよ!

まとめ

頭の中が「キーワード」だらけになっている状態から少し抜け出すことができそうでしょうか。

もしまだモヤモヤしているなら、こちらの記事もご一読ください。

 考えすぎてブログが書けなくなってしまったあなたに贈る6つのアドバイス

検索ボリュームだけ見て記事を書くのではなく、画面の向こうにいる人が本当に知りたいことへの答えを書く。そうすれば、必ずよい結果がついてきます。

ときには壁にぶつかることもありますが、楽しみながら一歩ずつ前進していきましょう!

それでは、また。

この記事は、Blog Lovers Advent Calendar 2015 イベント 1 日目の記事を再編集したものです。