WordPressダウングレードプラグイン「WP Downgrade」の使い方と自動アップデート設定方法

WordPress

WordPress は、機能追加やセキュリティメンテナンスのために定期的なバージョンアップが行われています。

しかし、本体のみ最新の状態にしても、テーマやプラグインが最新バージョンに対応していないためにエラーが起きてしまうことも少なくありません。「ログインしたら画面がおかしくなっていた」「投稿編集画面が真っ白になっている」など、様々な不具合が起こり得ます。

できるだけ最新バージョンを使うことをおすすめしますが、いざというときはダウングレードして古いバージョンに戻してみてください。プラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」を使うと簡単です。

WordPressのメジャーアップデートとマイナーアップデート

現在の WordPress バージョンは、ダッシュボードの「概要」で確認できます。

2022 年 5 月 25 日に WordPress 6.0(日本語版)がリリースされました

現在使用しているWordPressバージョン
「5.7.2」の部分が現在使用しているバージョン

最新バージョンがリリースされるとダッシュボードにメッセージが表示され、そこから最新版に更新できます。左側の「更新」からも同じ更新画面に移動できます。

WordPress最新バージョンへのアップデートリンク

アップデートには「メージャーアップデート」と「マイナーアップデート」の 2 種類があり、バージョンの数字で見分けられます。

アップデートの種類数字
メージャーアップデート5.8
(小数点が 1 つ)
マイナーアップデート5.7.2
(小数点が 2 つ)

5.7.1 → 5.7.2 はマイナーアップデート。
5.7.2 → 5.8 はメジャーアップデートです。

マイナーアップデートは、メジャーアップデート後に見つかった不具合への対応やセキュリティ強化のために行われ、エラーが起きる可能性はそれほど高くありません。

メジャーアップデートは、新たな機能の追加など比較的大きな内部仕様の変更があり、対応していないテーマやプラグインを使用しているとエラーを起こす可能性があります。

インストール時期によって変わる自動更新

もともとはマイナーアップデートのみ自動で行われるようになっていましたが、WordPress 5.6 からメジャーアップデートも自動で行えるようになりました。

プラグインやテーマで自動マイナーアップデートを停止させることもできますが、セキュリティ面で危ないのでおすすめしません。

WordPress 5.7 からは、自動メジャーアップデートがデフォルトとなっています。

インストール時のバージョンデフォルトの自動アップデート
5.6 以前マイナーアップデートのみ
5.7 以降メジャーアップデート&マイナーアップデート

WordPress 5.7 は 2021 年 3 月にリリースされたので、2021 年 3 月後半ぐらいから新規に WordPress サイトを作成した場合はメジャーアップデートがデフォルトで有効化されている、ということです。

自動アップデート設定の変更方法

自動アップデートは、[ダッシューボード]-[更新]から設定できます。

WordPress自動アップデート設定リンク

リンクをクリックしてお好みの設定に切り替えてください。

マイナーアップデートのみ自動化されている状態

「メンテナンスリリースとセキュリティーリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます」

メジャーアップデート・マイナーアップデート共に自動化されている状態

「新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます」

マイナーアップデートのみ自動化し、メジャーアップデートはエラー報告などを確認して問題なければ手動で行うのがよいと思います。

エラー報告は、Twitter やご利用されているテーマの公式アナウンス・フォーラム等で確認するとよいでしょう。

WP Downgrade|WordPressをダウングレードする方法

WordPress は、本体ファイルを旧バージョンに差し替えればダウングレードできます。

WordPress 初心者には少し難しい作業のため、FTP 操作などに不安があるならプラグインを使うのがおすすめです。

どの方法を使う場合でも、作業前には必ずバックアップしておいてくださいね。

以下、WordPress 5.8 → 5.7.2 にダウングレードする流れを解説しますが、どのバージョンでも操作方法は変わりません。

WP Downgrade インストール・有効化

プラグイン新規追加画面で、「WP Downgrade | Specific Core Version」を検索し、インストール・有効化します。

WP Downgrade | Specific Core Version – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

WP Downgrade 設定(バージョン指定)

プラグイン有効化後、他のプラグインはすべて停止しておきましょう。

WP Downgrade の「settings」に入ります。

WP Downgrade setting

設定画面に移動するので、「WordPress ターゲットバージョン」に古いバージョンを入力して変更を保存します。

もし WordPress 5.8 に更新してエラーが出た場合は、一つ前のバージョン「5.7.2」を指定してください。

WordPress 6.0 でエラーが出た場合は「5.9.3」を指定

WP Downgrade バージョン指定

上部のメッセージが「稼働中」に切り替わるので、バージョンに間違いがないか確認します。問題なければ下部の「本体(コア)のアップ / ダウングレード」ボタンをクリック。

WP Downgrade オプション確認

WordPress ダウングレードを実行

WordPress 更新画面に遷移したら、「バージョン xxx を再インストール」ボタンをクリックします。

ボタンクリック後、ダウングレード完了まで数秒~数十秒かかります。完了するまで何もさわらないでくださいね(通常のアップデートと同じ)。

画面が切り替わればダウングレード完了です。

停止していたプラグインを有効化し、不具合が起きていないかチェックして全作業終了です。

WP Downgrade が有効になっているうちは、メジャーアップデート・マイナーアップデートは自動で行われません。指定したバージョンで固定されます。

メジャーアップデートの自動化を解除したあと、WP Downgrade を停止・削除するのがよいと思います。

まとめ

WordPress 本体のダウングレードは、最終手段です。

何らかのエラーが出たときは、原因を探るために以下をチェックしてください。

  1. ブラウザのキャッシュをクリアしてみる
  2. プラグインを全停止してみる
  3. テーマを変更してみる
  4. PHP バージョンを(推奨バージョンに)変更してみる

もし古いプラグインが原因でエラーが起きているなら、別のプラグインへ切り替えたほうがよいでしょう。テーマが原因であれば、最新版への対応状況などを確認したほうがよいです。

本体やプラグインを古いバージョンのまま使い続けると、セキュリティリスクが高くなり、ハッキング被害に遭う可能性もあります。

いったん WordPress 本体をダウングレードする場合も、エラー原因がわかったらすぐにアップデートしてくださいね。

それでは、また。

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Naifix 編集部
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執筆・監修 Direx Marketing, Inc.