【3-5】記事を書く前にやっておきたい WordPress 初期設定

設定

常時 SSL 化設定」と「パーマリンク設定」以外の初期設定について解説します。

運営途中で変更しても問題ありませんが、記事を書き始める前に設定しておくのがおすすめです。

一般設定:キャッチフレーズ

一般設定にある「キャッチフレーズ」を設定しておきましょう。

デフォルトで「Just another WordPress site」となっていますので、ここにサイトの簡単な説明を入れておきます。

WordPress キャッチフレーズ

このキャッチフレーズは、ブログタイトルの前後などに表示されます。

ホームページ(トップページ)の <title> にも反映されますから、短めにしておきましょう。ここは検索エンジンが認識する部分です。

ブログ名+キャッチフレーズで 40 文字以内を目安にするのがよいと思います。

キャッチフレーズ表示位置

キャッチフレーズの表示位置や表示・非表示の変更、<title> にどのように反映されるかはテーマ・プラグインによって変わります。

表示設定:フィードの各投稿に含める内容

表示設定にある「フィードの各投稿に含める内容」を「抜粋」に変更しましょう。

WordPress フィード設定

フィードは、更新通知に使われる機能です。RSS リーダーなどで登録されると、このフィード情報が読み込まれます。

ここを「抜粋」に変更するのは、無断転載を防ぐためです。

フィードを悪用して他人のブログ記事をそっくりそのまま転載するサイトがあり、「全文」にしておくと記事を丸ごとパクられてしまう事態になりかねません。忘れずに設定しておきましょう。

ディスカッション:デフォルトの投稿設定

ディスカッション設定の「デフォルトの投稿設定」は任意となります。

コメント機能

各記事で読者がコメントを投稿できるようにする場合はそのまま、コメント機能を停止する場合は「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外してください。

WordPress コメントの許可

ピンバック・トラックバック機能

ブログには「トラックバック」という相互リンク機能があります。それがさらに進化して WordPress サイト同士が自動的に相互リンクできる機能が「ピンバック」です。

ブログが広まった直後は、このトラックバック機能が積極的に使われていました。というより、トラックバック機能がブログを流行らせるきっかけの一つだった、というほうが正確かもしれません。

現在はトラックバック機能が使われるケースはほぼないと思いますが、ピンバック機能は知らずに使っている方は多いのではないでしょうか。

記事に他の WordPress サイトへのリンクを掲載したとき、先方にそれを通知するかどうかを「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」で設定します。

他の WordPress サイトからリンクされた通知を受け取る場合は、「新しい投稿に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける」で設定します。

ピンバック設定

なお、自分のブログ内でもピンバックの送受信が行われます(セルフピンバック)。

テーマやプラグインでセルフピンバック機能を停止できますが、よくわからない場合は送信・受信ともチェックを外しておいたほうがよいかもしれません。

運営に慣れてきたら ON にしてみましょう。

プロフィール:ニックネーム設定

プロフィール設定ページの中ほどにある「ニックネーム」は、ユーザー名が初期値となっています。

ここはブログで表示されることがあるので(テーマによります)、【1-4】で決めておいた運営者名を入れておきましょう。

「ブログ上の表示名」も、入力したニックネームを選択しておきます。

WordPress ニックネーム設定

ニックネームは、ツールバーにも反映されます。

WordPress ニックネーム表示位置

まとめ

以上で、WordPress インストール後の初期設定は完了です。

そのままブログ記事を書き始めてもよいですが、自分好みのデザインにするために「テーマ」を変更してみましょう。

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