ブログのコンセプトや運営スタイルを考えたら、「ブログの名前」と「運営者の名前」を決めましょう。
この名前は、のちのち取得する独自ドメインやメールアドレスなど、様々なところで使います。
ブログ名（ブログタイトル）を決めるポイント
ブログタイトルを決めるうえで重要なのは一点だけ。
「覚えやすい（探しやすい）名前にすること」です。
これは、ブログに何度も再訪してくれるリピーター確保を目的としています。また、他のサイトや SNS で紹介してもらいやすいというメリットもあります。
検索のために主要なキーワードを入れる、という考え方もありますが、それは名前とは別ものと考えたほうがよいでしょう。たとえば、以下の名前だったらどちらが覚えやすい・紹介しやすいでしょうか？
子どもから大人まで対応できる英語学習システム
スタディサプリ
「スタディサプリ」のほうが覚えやすく、再訪のために検索するときも思い出しやすいですよね。候補（1）は、名前というよりキャッチフレーズです。
ブログのジャンルが特化したものであれば、それに関する語句を入れてもよいと思います。「スタディサプリ」なら、効き目がありそうな学習サービスだ、と連想できるのと同じイメージです。
今のところジャンルが定まっていない、またはジャンルを狭めず雑記ブログにするなら、覚えやすさだけで候補をあげていって大丈夫ですよ。
ブログ名＝ブランド名、と考えるのが一番しっくりくるかもしれません。
覚えやすい名前にするには
覚えやすい名前にするポイントはいくつかあります。
- 短めにする（長くても 10 文字ぐらい）
- 読めない表記は避ける（フランス語など）
- 濁音を入れる
- 促音を入れる（小さい「っ」）
- 「ん」を入れる
すべてを取り入れなくてもよいです。間違っても、長くてだれも読めないような名前はやめましょう。
候補をあげていく
上記のポイントをふまえたうえで、思いつくかぎりの候補をあげてみてください。
- 好きなもの・好きな言葉
- コンセプトのイメージに合う言葉
- 日本語や英語をつなげた造語
これからずっと使い続けるものですから、自分が愛着をもてるネーミングにしましょう。
名前をつけるときの注意点
候補が出そろったら、以下に該当する名前は除外します。
- 他サイトと同じ名前
- すでに存在する商品名・サービス名・ブランド名
- 商標登録されている名前
Google で検索してみて、すでに存在する名前は避けたほうがよいです。ブログタイトルで検索 1 位をとらないとリピーターに探し出してもらえませんし、法的に問題が出てくる可能性もあるためです。
とくに商標関連は注意してください。たとえば「WordPress」という単語をブログ名に使うことはできません。
WordPress ナレッジ
この場合、略語にするなど、別の表記に変えれば OK です。
※ 略語も商標登録されていないかチェックしてください
ワープレ・ナレッジ
もっと縮めて使うのもよいですね。
ワプナレ
ブログ名をあとから変更することもできますが、時間が経つほど面倒な作業が出てくるので、今後ずっと使うという前提で候補を絞っていきましょう。
余裕があればドメインもチェックしておく
ブログの住所となる「ドメイン」をのちほど取得申請します。
ドメインはブログ名と同じか、ブログ名に類似したものがおすすめです。ブログ名の候補が絞れたら、同時にドメイン調査を行っておくとよいでしょう。
【2-3】独自ドメインの決め方・調査方法 で解説しています。
運営者の名前を決めるポイント
運営者の名前を設定していないブログもたくさんありますが、できればつけておくことをおすすめします。
名前があるだけで親近感が持てますし、信頼性も多少上がりますから。
事業用のブログでなければ、実名を公開する必要はありません。ただし、医療系など、有資格者として運営する場合は実名と共に資格を証明する情報を掲載したほうがよいです。
個人情報にあたりますから、名前が知られても問題がないか事前に確認しておきましょう。副業 NG だったり、家族の反対があるような場合はニックネームにしておくのが無難です。
一般的なブログにおける運営者名は、ブログタイトルに比べてそこまで重要ではありません。自分の好きな名前を自由につけて大丈夫ですよ。
ビジネス関連など、少しカタい分野であれば「存在していそうな漢字の名前」がよいと思います。
覚えてもらうことを重視するなら、ブログ名と運営者名を同じものにしてもよいですね。
本ガイドのサンプルネーム
本ガイドのサンプルネームとして以下のように設定しておきます。
- ブログ名：ブログレイズ
- 運営者名：瀬尾 泰作
まとめ
「ブログ名は、他のサイトとかぶらない覚えやすいものにする」という点をおさえておけば OK です。
次は、ブログ用のアイコン（プロフィール画像）を作りましょう。