
Twitter を始めてみましたが効果的な使い方も分析方法もわかりません…
検索流入だけに頼らないブログ運営をするには、SNS 運用が欠かせなくなってきています。
でも、効果的な運用方法がわからず、ただブログの更新情報をツイートするだけになっていないでしょうか。フォロワー数もなかなか増えず、そろそろ自動ツールに頼ろうと考えているかもしれません。
そこで、以下の Twitter 分析ツール 3 つをご紹介すると共に、それぞれの活用方法を解説したいと思います。
Headline
なぜ Twitter を使うのか
Twitter の利用目的は、交流であったり情報収集であったりブランディングであったりと様々です。
でも、ぶっちゃけてしまえば「アクセスアップのため」ではないでしょうか。
何万人というフォロワーがおり、更新情報を流せば一瞬で大量のアクセスが集まる。ときには商品をちょろっと紹介するだけで何十万円という報酬を得る。
そこを目指して、フォロワーを増やすことに躍起になっていませんか?
とにかくフォロワーを増やすことだけを考え、ひたすらフォローしてフォローバックされなければアンフォローする。よく見られる光景ですし、その一連の作業を自動的に行ってくれるツールも多数あります。
どのように使うかは本人の自由ですから、アクセスアップ目的でも全然かまわないと思います。
目的を果たすために、きちんと分析して効果的な運用方法をしていきましょう。
おすすめ分析ツール 3 つ
これからご紹介するツールは、以下の 3 つです。
ツール名 | 目的 |
---|---|
Twitter アナリティクス |
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SocialDog![]() |
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Followerwonk |
|
では、それぞれ具体的に見ていきましょう。
Twitter アナリティクス
最初は、Twitter 公式の分析ツールです。
Twitter アカウントがあればだれでも無料で利用できます。
ホーム画面では、過去 28 日間のツイート数やインプレッション、プロフィールへのアクセスなどの概要をチェックできます。このあたりはとくに気にしなくてよいでしょう。
使うべきは「ツイートアクティビティ」です。
ツイートアクティビティをチェックする
ヘッダーメニューから「ツイート」に移動すると、アクティビティが表示されます。

ここで、エンゲージメントの低いツイート・高いツイートをチェックしてください。
エンゲージメントとは
ツイートへの反応数のこと。ツイートのクリック・リツイート・返信・フォロー・いいねが含まれる。
どのようなツイートがリツイートやフォローにつながっているのかをチェックし、エンゲージメント率の高いツイートを繰り返していくことでフォロワー増が見込めます。定型文を繰り返しても意味がありませんから、楽しようと思わず頭に汗かいてツイートしましょう。
Twitter でもブログと同じように質の高い情報を発信してフォロワー獲得につなげよう、ということですね。
以下のような形でいろいろテストして、エンゲージメント率の変化を探ってみてください。
- シェアするときにコメントをつける/つけない
- 文章形式/リスト形式
- 絵文字あり/なし
- 時間帯別の反応
時間帯別の反応は、あとで紹介する「Followerwonk」を併用するとより効果的です。
SocialDog
次にご紹介するのは、SocialDog という運用ツールです。
有料プランにすると高度な機能が解放されますが、Free のままでも問題ありません。
予約投稿・投稿スケジュール機能は、今のところ Buffer のほうが便利かなと思います。
このツールは、「アクティブではないアカウントの発見」「フォロワーの状況」「キーワード登録」が便利です。
アクティブではないアカウントを発見する
SocialDog にログインし、クイックスタート画面に入ります。
ここから「非アクティブ」を選択すると、最近ツイートしていないフォローユーザーを抽出できます。

非アクティブとする期間は設定画面から変更できるので、6 ヶ月~ 1 年ぐらいの間にしておきましょう。

アクティブではなくてもフォローしたままでよいと思いますが、フォロー/フォロワーの比率を気にするのであればここで解除対象となるユーザーを簡単にチェックできますね。
DM などで交流している方を解除しないよう気をつけてください。
フォロワーの状況を確認する
ダッシュボードの「フォロワータイムライン」には、フォローされた/フォロー解除された履歴が日付順に表示されます。

上のキャプチャのように短期間でフォロー・アンフォローを繰り返しているユーザーは、フォローバックしてもあまりいいことはないかもしれません。
フォロワー増のみを目的として自動ツールを使っているのでは、と推測できます。
こうした行為が悪だとは言いませんが、同様のことをすればあなたも他のユーザーから嫌われるかもしれないので注意してくださいね。自分がされて嫌なことは他人にもしないほうがよいです。
キーワードを登録してエゴサの代わりにする
もうひとつの便利な機能が「キーワードモニター」です。クイックスタート画面の中ほどにあります。

ここで登録しておいたキーワードは自動的にチェックされ、キーワードを発見するたびにメールで受け取れます。
自分のブログ名や URL を登録しておけば、エゴサに時間を使う必要がなくなりますね。
記事をシェアしてくれた方にお礼を言ったりフォローすると、交流が広がっていくと思います。
Follower wonk
最後にご紹介するのは、Followerwonk です。
英語版のみですが、検索等は日本語に対応しています。
有料版で提供されている機能は、先に紹介した他の分析ツールで補えば問題ありません。
初回ログイン時に Twitter アカウントとの連携および Moz アカウントの作成が求められます。Moz アカウントは作成しなくても使えますが、ちょっとだけ制限が緩和されるので作成しておくのがおすすめです。
このツールは「影響力のあるアカウントチェック」と「フォロワーのアクティブ時間調査」に使います。
影響力のあるアカウントをチェックする
「Search Bios」では、特定のキーワードに基づいて影響力のあるユーザーを抽出できます。検索対象はアカウントプロフィール(名前・説明文・場所・URL)です。
キーワードを入力後「Do it」をクリックするとアカウント一覧が表示されます。

デフォルトではフォロワー数順に並んでいますが、影響力を見るなら右端の「Social Authority」順に並び替えましょう。この数値は Moz が独自に算出しているものです。
情報収集も兼ねて、影響力の高いアカウントは積極的にフォローしておきたいですね。

こうして検索されることを考えると、自分のプロフィールを充実させておくのも大切なのがわかります。
フォロワーのアクティブ時間調査
「Analyze」では、特定のアカウントの状況を細かく分析することができます。
まず自分のフォロワーをチェックしてみましょう。「Screen Name」を入力し、「analyze their followers」を選択してください。

フォロワーの分布図の下に「Most active hours of Screen Name’s followers」という項目が表示されます。
これは、対象アカウント(ここでは自分)のフォロワーが Twitter をよく使っている時間帯です。

もし記事の更新をフォロワーに届けたいなら、グラフが伸びている時間帯を狙ってツイートするとよいですね。
フォロワーがよく活動している時間帯をもとに Buffer の予約投稿時間をセットすることもできます。
もうひとつ、「Social Authority scores of Screen Name’s followers」項目もチェックしておきましょう。フォロワーの Social Authority スコアです。

各数値をクリックすると該当するアカウントが出てくるので、その方たちがアクティブな時間帯を狙ってツイートするのもよいと思います。
先ほど自分のアカウントを入れた「Screen Name」部分に調べたいアカウントを入れて検索すると、その方のアクティブな時間帯をチェックできます。

運よく目にとまってリツイートやシェアをしてもらえれば、そこからバズったり、Google Discover に掲載されるかもしれません。
まとめ
以上、Twitter 分析ツールのご紹介でした。
アクセスアップを狙うがために、ただ闇雲にフォロー・アンフォローを繰り返しても意味がないと思います。フォロワー数増のみを目的にしたところで、よい結果は得られません。
あくまで「SNS は交流する場」ということを念頭に置いて、楽しいブログ運営の一環として運用していきましょう。
それでは、また。