
当サイト(Naifix)は WordPress テーマ「Snow Monkey」を使用しています。ブログ初心者にはあまり向かないかもしれませんが、WordPress に慣れている方や Web サイト制作業務に携わる方におすすめの有料テーマです。
併用しているプラグインがほぼ固定されてきましたので、Naifix で実際に使用しているプラグインをご紹介したいと思います。
本記事更新時点の環境は以下のとおりです。
- WordPress 5.8
- PHP 7.4
- エックスサーバー
管理系プラグイン
管理系プラグインは、裏側でサイトを管理するためのものでユーザーの目に直接触れる・影響することはありません。
Admin Columns
投稿一覧を見やすく整理するためのプラグインです。カスタマイズして「最終更新日」欄を設置し、ソートできるようにしてあります。まったくリライトしていない記事を見つけやすくなりました。
Broken Link Checker
リンク切れをチェックするプラグインです。すべてのリンクを完璧にチェックできないようですが、ダッシュボードに表示されるため過去記事のメンテナンスに重宝しています。
リンク切れ監視プラグイン「Broken Link Checker」の設定方法と使い方 – Naifix
EWWW Image Optimizer
アップロードした(メディアファイル内の)画像を圧縮してくれるプラグインです。アップロード前に Squoosh などで圧縮していますが、本プラグインで WebP に変換してさらに軽量化しています。
JPEG圧縮・軽量化ツール9選-画像圧縮後の容量と画質を比較 – Naifix
My Snow Monkey
Snow Monkey は、子テーマではなくプラグインによるカスタマイズが推奨されています。以前のテーマで functions.php に記述していたものをいくつかこのプラグインに移動して管理しています。
plugin load filter
特定の記事でのみ使うプラグイン(後述する Twenty20 Image Before-After など)の制御に使っています。そのページに不要なコードはできるだけ削減して軽量化しておきたいですからね。
Redirection
記事統合・削除時のリダイレクトのほか、404 ページの監視に使用しています。以前は .htaccess にリダイレクト関連をまとめて記述していましたが、面倒になってきたのでプラグインで管理するようにしました。
Snow Monkey Diet
Snow Monkey 専用プラグインで、不要な機能を簡単に停止できます。SEO や広告は後述するプラグインを使っているため、テーマ機能を止めてあります。
UpdraftPlus
だれでも簡単にバックアップを自動化できるプラグインで、Dropbox と連携してバックアップデータを保存しています。復元も簡単にできるのがよいですね。サーバー側でもバックアップしてくれていますが、やはり自分でバックアップしておいたほうが安心です。
WordPressバックアップ方法と最適なデータ保管方法 – Naifix
WP Revisions Control
記事執筆は WordPress 管理画面から直接行っているので、過去記事リライトも含めてどうしても不要なリビジョンがたまってしまいます。個人的にリビジョンを必要とすることはありませんが、万が一のため 2 回分だけ保存するよう設定しています。
WP-Optimize
データベースの管理に最適なプラグインです。リビジョンやコメントの削除を一括で行うほか、試しに使ってみたプラグインが残していく不要なデータの削除に使用しています。Updraft と連携可能で、作業前に自動バックアップできる点もよいですね。
投稿補助系プラグイン
旧エディターでは「AddQuicktag」必須でしたが、ブロックエディターに切り替えてから不要になったので削除しました。代わりにブロックエディター用のプラグインを使っています。
Advanced Custom Fields
大部分はブロックエディターで十分ですが、FAQ Schema や関連記事表示を投稿画面から制御するために使っています。
WordPressのFAQPage構造化データマークアップ-FAQリッチリザルトを表示させる方法 – Naifix
Arkhe Blocks Pro
WordPress テーマ「Arkhe」用のプラグインですが、いくつかデザインが好みのブロックがあったので入れてみました。Arkhe は、以下のサブディレクトリサイトで使っています。
日本製WordPressテーマ・WordPressプラグイン集 – WP Selection
Flexible Table Block
ブロックエディターは表作成機能がまだまだ貧弱だと思うのですが、このプラグインが誕生したことで一気に解決しました。コアに組み込んでほしいレベルで、もはや外せません。
LIQUID SPEECH BALLOON
吹き出しは Snow Monkey Blocks にもありますが、デザイン・制御関連が好みだったのでこちらのプラグインを単体で使用しています。会話形式はあまり好きではないので、ワンポイントで使うぐらいです。
Simple Blog Card
シンプルな埋込み型リンク(ブログカード)表示用のプラグインです。Snow Monkey はデフォルトでブログカードに対応していますが、特定のリンクを新しいタブで開くなどの制御もしたかったのでこのプラグインを導入しました。
Simple CSS
「そのページでのみ使う CSS」を投稿画面で設定するために使っています。カスタマイズ解説系の記事が多く、すべて style.css などに入れてしまうと表示速度に影響してしまいますからね。
WordPressでページごとに個別のCSSを設定する方法4選 – Naifix
Snow Monkey Blocks
Snow Monkey 以外でも使えるプラグインですが、やはり Snow Monkey と併用して真価を発揮しますね。トップページや LP の作成も、このプラグインでかなりの部分を補えると思います。まだブロックエディターを使ったことがなければぜひお試しください。
Snow Monkey Editor
「ブロックエディターは使いづらい!」と思っている方の大半は、段落内の一部分のみ装飾を変更するのが旧エディターに比べて面倒だと思い込んでいるだけかもしれません。Gutenberg 誕生直後はそうだったんですけど、今は使い勝手がかなりよくなっています。プラグインを入れれば、蛍光ペンなんかも簡単に表現できますよ。
Twenty20 Image Before-After
画像のビフォーアフターをスライダーで確認できるようにするプラグインです。一部の記事でしか使っていないため「plugin load filter」で制御していますが、そろそろ別の方法を考えたほうがよいのではと思い始めています…。
Yoast Duplicate Post
ワンクリックで投稿や固定ページを複製できるプラグインですが、「書き換え&再公開」機能がかなり便利で過去記事を大幅に修正するときに使っています。
Yoast Duplicate Post|記事の複製と過去記事リライトに重宝するプラグイン – Naifix
SEO 系プラグイン
SEO プラグインを入れたから検索順位が上がる、ということはありません。でも、検索評価のチェックは欠かせませんし、検索エンジンにページの内容を正確に伝えることで間接的に順位に良い影響を及ぼします。
Ahrefs SEO
Google アカウント・Ahrefs アカウントと連携すると、管理画面から検索流入数や外部被リンク数を確認できます。アクセス数が低いというだけで削除したけど実は大量の被リンクを獲得していた、ということもあるので、サクッとチェックしたいときに便利です。
Table of Contents Plus
検索順位を上げるために目次を入れているわけではありませんが、検索結果のスニペットに目次へのリンクが直接表示されることがあるので、ユーザーが必要な情報を探しやすくなると思います。Snow Monkey 変更後、追尾ウィジェットにも目次を配置しました。
Table of Contents Plus|WordPressサイトに目次を自動表示するプラグインの設定方法・使い方 – Naifix
WP Fastest Cache(Premium)
2021 年のページエクスペリエンスアップデートに合わせて導入した、キャッシュ系プラグインです。ありとあらゆる高速化プラグインを試した結果、WP Fastest Cache に落ち着きました。有料版(Premium)を使用しています。
Yoast SEO
Snow Monkey にもアーカイブページの noindex 設定などありますが、テーマ機能は使わずすべてプラグインで管理しています。日本では人気のある All in One SEO Pack より Yoast SEO のほうが好きです。
「All in One SEO Pack」vs「Yoast SEO」-おすすめはどちらか – Naifix
その他のプラグイン
404page – your smart custom 404 error page
ブロックを使ってオリジナルの 404 ページを作成したかったので、固定ページで作成したものをこのプラグインで上書きしています。あまり読まれていない記事は基本的にリライトまたは統合していますが、完全に需要がなくなったものもありますからね。
WordPress 404 エラーページの作り方・カスタマイズ方法 – Naifix
Boxzilla
投稿ページ右下に CTA を表示するために使っています。記事末尾までスクロールされたら画面中央にドンと出そうかと思いましたが、やはりユーザビリティが気になるのでおとなしめに…。スマホでは邪魔になるので出力していません。
Contact Form 7
一時期なにかと干渉して正常に動作しておらず Google フォームを使っていましたが、テーマ変更を機に再度インストールしてみました。セキュリティ面を考えれば外部フォームのほうがよいかもしれませんけど、きちんと設定管理しておけば問題ないと思います。
WP Multibyte Patch
WordPress 日本語版を使うときに欠かせないプラグインですね。使わなくてもほぼ問題ないかもしれませんが、投稿抜粋や内部検索の全角スペースなどを日本語向けに処理してくれるので入れておいたほうがよいと思います。
必要に応じて使うプラグイン
常時使用するものではなく、必要なときだけ使うプラグインもあります。無効化しておくのではなく完全に削除し、使いたいときに再度インストールするほうがセキュリティ面で安心です。
Export media with selected content
特定の記事を画像と一緒に他のサイトへ移動させたいときに使用しています。「書きたいことだけ書いて低品質になっているのはわかっているけど、消すのはもったいない…」という記事を雑記ブログへ移すときに使う感じですね。
「DeMomentSomTres Export」を使用していましたが、Export media with selected content のほうが安定していたので乗り換えました。
WordPressの一部の記事と画像を別ブログへ移行する方法|DeMomentSomTres Export | Naifix
WP Theme Test
管理者またはログインユーザーにのみ別のテーマを反映させるプラグインで、テーマ変更前の確認やカスタマイズに重宝します。今回、オリジナルテーマから Snow Monkey に変更するときも使いました。
WordPressのちょっとしたカスタマイズに便利なWP Theme Test – Naifix
Search Regex
テキストやコードの検索・一括置換をするなら、今のところこのプラグインに勝るものはありません。しばらく更新されていませんでしたが、2020 年になって大幅に内部仕様が変わった ver. 2 系にアップデートされています。
まとめ
WordPress プラグインは「どんな機能を追加したいか」で必要なものが変わりますし、サーバーやテーマとの相性もあるため、一概におすすめとして紹介するのは難しいです。
間違いなく言えるのは、次の 4 つ。
- 必要かどうか、どんな働きをするか理解していないプラグインは使わない
- プラグインの更新は欠かさずに行う
- 動かないからという理由だけで、メンテナンスされていない古いプラグインを使うのは絶対 NG
- 使わないプラグインは削除し、必要に応じて再インストールする
必要最低限のプラグインを導入し、そこから目的に合わせてテストしていきましょう。
それでは、また。