
WordPress から自動的に吐き出される RSS に、署名とオリジナル記事へのリンクを簡単に挿入できるプラグイン「RSS Footer」。記事が盗用されるのをほんの少しだけ軽減してくれます。
バージョン 0.9.9 へのアップデートをもって開発が終了し、SEO プラグイン「Yoast SEO」に統合されました。設定は簡単に移行できるので、その方法をご紹介します。
RSS Footer をインストール・有効化していると、RSS にリンクと署名が挿入されます。

バージョン 0.9.8 までは正常に動いていましたが、0.9.9 にアップデートするとリンクも署名も挿入されなくなります。

管理画面の「設定」項目も消えてしまい、残念ながらこのまま動かすことはできません。また、管理画面上部にはアナウンスが表示されます。

RSS Footer has been discontinued and isn’t actively maintained. Please install Yoast SEO as that’s both well maintained and more secure. Import your settings from this plugin, and then disable this plugin entirely.
(訳)RSS Footer はもう動かないので、より安全な “Yoast SEO” を使ってください。設定を移行したらプラグインは削除してください。
今後は「Yoast SEO」に統合され(元々同じ機能が備わっていますが)、RSS Footer 最新版は従来のユーザーがデータを移行させるために存在するバージョン、ということですね。
古いプラグインは不具合の原因となることも多いので、Yoast SEO をインストールしてデータを移行しましょう。
Yoast SEO インストールと設定
プラグインのインストールは他のプラグインと同様です。
管理画面から検索するとすぐヒットするので、インストールして有効化してください。

ちなみにこのプラグインは WordPress の標準機能だけでは足りない SEO 要素を補完してくれます。
設定項目は多岐にわたりますし、よくわからぬままいじってしまうと間違った施策となってしまうおそれがあるので、ひとつずつ調べながら設定することをオススメします。
ここでは RSS Footer のデータインポートと、再設定方法のみご紹介します。
インストールが終了すると、管理画面のサイドバーに「SEO」が追加されます。
まず、RSS Footer の設定をこのプラグインへ移行しましょう。
「Tools」を選択します。

つづいて「Import and Export」を選択。

「Import from other plugins」タブを選択し、「RSS Footer からインポート」にチェックを入れます。

インポートボタンを押せばすぐ完了します。
「RSS Footerの設定が正常にインポートされました」という通知が出れば OK です。

RSS設定の確認と変更
念のため設定内容を確認しておきましょう。今度は「高度な設定」欄へ移ります。

「RSS」タブを選択すると、設定内容を確認できます。

RSS Footer ではそれほど複雑な設定をしていなかったと思いますし、デフォルトのまま使っていたのであればインポート作業はとくに必要としません。
Yoast SEO に切り替えたら RSS Footer は不要となるので、忘れずに削除しておいてくださいね。使わないプラグインを放置しておくと、セキュリティ面でよろしくないです。
プラグインを使わず署名を入れる方法
Yoast SEO のような SEO プラグインは使いたくない! 必要最低限の機能だけほしい! という方もいるでしょう。
RSS Footer の代わりになるような最適なプラグインは探していないのですが、プラグインを使わずともカスタマイズで対応できます。
functions.php をさわることになりますが、レベルに合わせて最適な方法を取り入れてください。
まとめ
RSS に署名を入れたとしても、記事の盗用や転載を完璧に防ぐことはデキません。ほんのちょっとだけ軽減できるかな、という程度です。
せっかく書いた記事をパクられるのは悲しいことですが、対策に多くの時間を割くよりは、もっと良質な記事を提供することに集中しましょう。コピーがオリジナルを超えることはありません。
もしパクられたらきちんと対応してくださいね。
それでは、また。