
自分のブログを客観的に見たいとき、どこをチェックすればいいですか?
客観的にブログの善し悪しをチェックしたいなら第三者に見てもらうのが一番ですが、自分でも定期的に見直しておきたいですよね。
弊社では有料のブログ診断サービスを行っており、ブログのどんなところをチェックしているかポイントをまとめてみました。セルフチェックにお役立ていただければ幸いです。
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有料ブログ診断概要
第三者の視点から詳細なチェックをご希望の方には、有料の診断サービスをご紹介しています。
こちらは上記の簡易診断ポイントに加え、Google アナリティクスや Search Console データを共有していただき、様々な角度からチェックを行っています。
診断お申込み時に無制限でご質問いただけるほか、WordPress 管理画面チェックも行っているので、単発のコンサルティングサービスのようなものですね。
こうしたサービスを利用しなくても、自分でチェックできる部分はたくさんありますので、まずはセルフチェックでブログに問題がないか調べてみてください。
ブログのセルフチェックポイント
POINT(1)
デザイン関連
- きつすぎる配色になっていないか
- リンクはわかりやすいか
- 余白は適切か
デザインはとても難しく、テンプレートやテーマに頼っている部分が多いのではないでしょうか。
でも、あちこちのブログを見て「こんな風にしてみたい!」と思うときもありますよね。あれこれカスタマイズできるようになってくると、記事を書くよりカスタマイズに費やす時間が長くなることもあるでしょう。
カスタマイズもブログの楽しさのひとつですからどんどんやったほうがよいと思いますが、記事に集中してもらうという目的からかけ離れていないか見直してみてください。
POINT(2)
構造関連
- 意味のないカテゴリーになっていないか
- カテゴリーとタグは適切に使われているか
- 似た内容の記事が多数ないか
- 連続する記事はリンクでつながれているか
- どのページから読んでも迷わないか
- ヘッダーメニューから重要なページにリンクしているか
「ブログ全体がどのような構造になっているか」=「読者が必要なページを見つけやすくなっているか」です。
記事数が増えてくると調整に時間がかかるため、早い段階で見直しておきましょう。
とくにタグに関しては、noindex 指定による重複コンテンツ・低品質判定を避けるぐらいなら無理に使わなくてよいと思います。カオス状態ならいったんすべて削除したほうがよいかもしれません。
内部リンクがどのようにつながれているのか、ビジュアルマップを作成するとわかりやすいと思います。
POINT(3)
構成関連
- プロフィールはあるか
- プライバシーポリシーはあるか
- お問い合わせフォームはあるか
- サイトマップはあるか
ブログにはどんなページが必要か、というご質問をいただくことが多いので、だいたいこの 4 つを伝えています。読者に信頼してもらうために必要なページです。
プロフィールページは個性を出すところなので、テンプレートに当てはめたようなつまらないものにするより、自分はこんな人間だからこんな記事が書ける、というのを積極的にアピールするのがよいですね。
これらのページはヘッダーやフッターなどのわかりやすい部分からリンクしておきましょう。
POINT(4)
記事の書き方
- 記事を読みたくなるタイトルになっているか
- 本文を読みたくなるリード文か
- 過度な装飾をしていないか
- 会話形式のセリフを多用していないか
- 表やリストをうまく使っているか
- 誤字脱字はないか
- 誰に何をしてほしいのか伝えられているか
- 必要なところに画像を使っているか
キーワード選定や配置を考えるのも大切ですが、何よりもまず最後まで読みたいと思える記事になっているかが重要です。
滞在時間を伸ばすために内部リンクを入れたり動画を入れたり、という小手先のテクニックに頼る以前の話になっていることが少なくありません。
「時間がかかってしまうから」という理由だけで画像を入れないとか表を使わないという方もいらっしゃいますが、みんな面倒に思ってやらないことをやるから価値が出るんじゃないでしょうか。
POINT(5)
SEO関連
- 必要なページが noindex になっていないか
- 無駄な nofollow を入れていないか
- alt はきちんと設定しているか
- XML サイトマップに noindex ページが含まれていないか
- 301 リダイレクトは問題ないか
- リンク切れがないか
- 画像は軽量化されているか
- 構造化データにエラーがないか
無料ブログサービスも WordPress も、SEO まわりはテンプレート・テーマに頼るところが大きいと思います。自分で下手な施策をするよりは、むしろ何もしないほうがよい場合もあります。
どんな施策をするにせよ、結局は良質なページがあることが前提の話ですから、最初に力を入れるのはコンテンツそのものです。ここで言う良質なページとは、検索ユーザーが求めていることにきちんと答えているページを指します。
検索意図とずれているキーワードを狙って記事を書いても上位表示は難しいですし、仮に上位表示されたところですぐ離脱されるので意味がありません。ここで、すぐ離脱されるのを防ぐために動画を入れるのは最適な施策でしょうか。
よく「滞在時間を延ばすのが検索順位に有効」といったノウハウを見かけますが、滞在時間だけ延ばしても何の意味もないですよ。
POINT(6)
広告関連
- 目立つ位置に大きな広告があるか
- 広告によってメインコンテンツを押し下げていないか
- 広告を過度に入れていないか
- ドロップダウンメニューなど他の要素とかぶっていないか
- 適切に誘導しているか
- アーカイブページにも広告を入れているか
- 404 ページに AdSense 広告を表示していないか
一般的なブログでは、広告収益がメインになると思います。
広告のなかでもよく使われている Google AdSense は、目立つ位置に大きな広告を置き、かつ高単価が見込めるジャンルであれば収益の最大化が見込めるでしょう。
審査の厳しさはマチマチですし、年々仕様も変わってきていますから、規約は定期的にチェックしておきたいですね。
POINT(7)
WordPress関連
- 本体やプラグインは更新されているか
- PHP バージョンが古すぎないか
- 必要のないプラグインを入れていないか
ここのところ、ハッキング(クラック)被害が目立つようになってきた気がします。
WordPress は攻撃対象となりやすく、放置している期間が長いほど侵入も容易になります。パスワードだけ定期的に変えていてもダメです。本体やプラグインをきちんと更新し、更新が止まっているプラグインや必要のないプラグインは削除しておきましょう。
踏み台にされて他のサイトにも被害が及ぶと、サーバーではなく運営者の責任が問われるかもしれないのでご注意ください。
まとめ
以上、ブログ診断サービスのご紹介とチェックポイントの解説でした。
これらはすべて「ブログの目的・目標を達成するために最適化されているか」を見るものなので、ブログによって重視すべき点はマチマチです。
何をしてよいかわからない状態であれば、まずはブログの目的・目標を見つめなおすところから始めるのがよいかもしれませんね。
ブログ診断に役立つ Google Chrome 拡張機能を以下の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。
それでは、また。