2016/11/3024 Shares

ブログの内部リンク最適化にnofollowは不要。下手に扱うと悪影響が出るおそれあり

follow

「内部リンクに nofollow は必要か」

答えは NO です。下手に使わないほうが良い、というのが正解かもしれません。

ひと昔前は nofollow を使った内部リンク最適化もあり、Google も認めていました。しかし現在その手法は有効ではなく、下手に使うとブログの検索順位に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

いったいどのような影響があるのか、そもそも nofollow とはどういう意味なのかを見ていきましょう。もし WordPress ユーザーなら、あなたの知らないところで影響が出ているかもしれません。

nofollowの意味と使い方

nofollow は、検索エンジンに「リンク先をクロールしなくて良い」と伝える属性です。

リンクごとに指定する場合は、<a> に rel=”nofollow” をつけます。

<head> 内に meta タグを入れて、「このページからのリンクはすべてクロールしないで」と伝えることもできます。

クローラーがこれらの記述を見つけた場合、そのリンク先は巡回しません。

検索エンジンの仕組み もご覧ください。

nofollowはどこで使うのか

Search Console ヘルプ には、Google が nofollow をどのように扱うかが明記されています。

通常、Google は、これらのリンクをたどりません。つまり、これらのリンクの PageRank やアンカー テキストを転送しません。原則的に、nofollow を使用することは、Google のウェブ全体の図式からリンクを除外することになります。

特定のリンクに対して rel=”nofollow” を使用する

また、具体例として、次のような場合に nofollow とすることが推奨されています。

  • 信頼できないコンテンツ
  • 有料リンク
  • クロールの優先順位

ブログの場合、スパムの可能性があるコメント欄と有料リンクにさえ気をつけていれば大丈夫です。

有料リンク
お金やモノ、サービスを受け取る代わりにリンクをはること。無料サンプルをもらってアフィリエイト記事を書く場合も有料リンクに該当します。

「クロールの優先順位」は大規模サイトでは考えたほうが良いかもしれませんが、個人が運営するブログにおいては不要です。

ヘルプにあるように、“ わかりやすいナビゲーション、ユーザーや検索エンジンにわかりやすい URL など、体系的にサイトを構築する ” ことを優先的に考えましょう。

冒頭でふれたとおり、もし nofollow を下手に使ってしまうと検索順位などに悪影響が出るかもしれません。

nofollow が悪影響を及ぼしていたと考えられる実例をご紹介します。

ケース1:トップページが圏外に飛ばされた

ひとつめのケースは、トップページが圏外に飛ばされた、というものです。

実はほぼ同時期に 3 件ほどご相談をいただいたのですが、全員 WordPress ユーザーで同じテーマを使っていました。

調べてみたところトップページに対するリンクの一部に nofollow が付けられており、それをすべて外してもらったところいずれも元の順位(ブログ名検索で 1 位)に戻りました。

その他は何もしていないので、nofollow が原因と見て間違いないのでは、と思います。

リンクの一部でもnofollowをつけるのは危険

一般的な構造だと、トップページへのリンクはページ内に複数箇所あります。

内部リンクイメージ

  • ヘッダーのロゴ(ブログ名)
  • ヘッダーメニュー
  • パンくず
  • フッターのコピーライト

たとえばこのうち、フッターのリンクにだけ nofollow があったとしましょう。

このとき、検索エンジンがトップページに対してのリンクすべてをどう判断するのか定かではありません。

一部のリンクのみnofollow

また、クローラーはすべてのリンクをたどるのか、(ソース上)最初に出てくるリンクだけをたどるのか。これもハッキリとはわかりません。その時々によって変わると思います。

ご相談いただいたブログでは、検索エンジンが何らかの理由で nofollow の指示を優先処理してしまい、同一ページ内のトップページに対するすべてのリンクを nofollow 扱いしたと考えられます。

なお、同じテーマを使っていて何の影響もないブログもある(と思う)ので、nofollow が必ず悪影響になるとは限りません。

それでも、「nofollow をつける=信頼できない・除外してかまわない」と表明していることになりますから、たとえ一部でもトップページに対するリンクに nofollow はつけないほうが良いと思います。

ケース2:Search Consoleの内部リンクが反映されない

ふたつめのケースは、Search Console の「内部リンク」項目でトップページがかなり下位にあった、というものです。

Search Console の[検索トラフィック]-[内部リンク]に進むと、ブログ内のページと被リンク数が表示されます。

Search Console 内部リンク

基本的に被リンク数が多いほど重要なページとみなされますが、通常はトップページに対して最も多くのリンクが集まります。

先のケースでご紹介したように、ヘッダーやフッターなど、各ページの共通部分にトップページに対するリンクがあるからです。

このため、ヘッダーメニューやサイドバーなどに入れているカテゴリーや特定の記事にも多くのリンクが集まります。

しかしご相談いただいた 1 件のブログは、カテゴリーページなどは上位にあるものの、トップページがかなり下位のほうにありました。個別記事にすら負けている状態です。

原因の一つはコメント欄のリンク

この方も WordPress を使っており、内部構造をざっと調べてもとくに問題は見つかりませんでした。

相対的にトップページへのリンク数が多くなるよう調整したり XML サイトマップを見直したりと、考えられることはすべてやっても何の変化もなし。

幸いなことにインデックス数に影響は見られず、ブログ名や URL で検索したときにトップページが 1 位でしたので、もしかしたら Search Console の不具合だったのかもしれません。

それでもこれから何の影響もないとは言えないので、念のため最上位ページとトップページにどのページからリンクされているのかをすべて洗い出してみました。

そうすると、「運営者がコメントを返しているページがトップページに対するリンクにカウントされていない」のが確認できたのです。

改めて調べなおすと、コメントの運営者名に自ブログへのリンクがつけられていました。

WordPress は、スパム防止目的でコメントの URL 欄に入力されたリンクに nofollow を付与します。つまり、運営者は意図せずトップページに対して nofollow をつけていた、ということです。

この nofollow を外してから 3 日ほどたって、内部リンク項目でトップページが上位にきました。

ブログの内部リンクにnofollowがないか確認する方法

ご紹介した 2 つのケースは、いずれも「トップページに向けられたリンクに意図せず nofollow がつけられていた」ものです。

nofollow があると必ず悪影響を及ぼす、というわけではなく、悪影響を及ぼす可能性があるという点に注意してください。もしかしたら、偶然が重なっただけなのかもしれません。

ただ、繰り返しますが、内部リンクの nofollow は百害あって一利なしだと思います。

オプションでメタタグに nofollow を追加できるようなテーマもありますし、上記例のように一部リンクに nofollow がつけられているテーマもあるので、一度チェックしたほうが良いかもしれません。

nofollowの有無を確認する方法

内部リンクに nofollow があるか確認するのは簡単です。

ソースを開いて Ctrl + F で検索してみてください。

ブログのソースで「nofollow」を検索したところ2件見つかった

ブログのソースで「nofollow」を検索したところ2件見つかった

または、発リンクチェックツール でもチェックできます。

nofollow 欄にマークが出ていた場合は要注意です。

トップページに対するリンクにnofollowを発見

トップページに対するリンクにnofollowを発見

内部リンクにnofollowがあったときの対処法

もし内部リンクに nofollow があり、それが意図したものではないなら外したほうが良いでしょう。

テーマ・テンプレートに記述されている場合は、直接編集して削除します。WordPress なら子テーマで上書き可能です。

コメント欄に自分のブログの URL を入れていた場合は、手作業でコメントを編集して削除するのが確実です。

WordPress プラグイン「DoFollow Case by Case」を使えば、コメントのどの URL に nofollow をつけるか選択することができます。ただし、過去のコメントは操作できません。

まとめ

以上、内部リンクの nofollow は扱いを間違うと危険かも、というお話でした。

とくに理由がないのであれば、内部リンクに nofollow は不要です。念のためブログを調べてみてください。もしトップページが圏外になっていたら、早急に対処したほうが良いでしょう。

nofollow がどうとか細かな SEO 施策を気にするぐらいなら、そのぶん記事を書くことに時間と労力を使ったほうが良いのは間違いないですね。

それでは、また。