8 Shares

悩める上司のための上手に人を使う5つのコツ

整列

「人を使う」という言い方で気分を害されたなら、「人を動かす」に置き換えて読み進めてください。

はじめて部下を持つことになった場合、あるいは転職して古株の社員の上に立つ場合。人を使うのは本当に難しいことだと思い知らされます。

上手に人を使うにはどうすれば良いでしょう。そのヒントをご紹介します。

自分でやるか人を使うかで上司の器が決まる

まず、なぜ人を使うのかおさらいしておきましょう。

立場が上になっても仕事をすべて自分でこなそうと頑張る人っていますよね。それは自分でやってしまうのが一番楽だから。例外はあるとしても、出世するのは能力が高いからです。誰よりも仕事ができるから上司になるのであって、処理速度は人より優れています。

しかし、今までは仕事ができる人で通っていても、上司という立場になるとそうはいきません。部長には部長の仕事が。店長には店長の仕事が。社長には社長の仕事があります。これまで自分がやってきた仕事は部下に回さなければなりません。

多くの仕事を抱え込んでしまうと、時間が奪われる一方です。ああ、もしかすると、一生懸命働く姿を部下に見せれば、尊敬され誰もが自分についてくるようになると思っていませんか? それは大間違い。

部下にすれば仕事を任せてもらえない不満が出てきますし、挙句の果てには「上司の仕事なんだから自分には関係ない」とそっぽを向かれます。

楽をするために人を使うのではなく、自分の仕事に専念するために、そして部下を育てるために人を使うのです。

最低限覚えておくべき5項目

自分と同じ人間はいない

あなたと同じ能力を持った人間はいません。

新人であればなおさらで、何をどうして良いのかわからない。やる気はあるが、どう進めれば良いのかわからない状態です。いきなり難しい仕事を与えても身動きがとれないのは当たり前。

誰にでもできる仕事から与えるようにしましょう。大切なのは、一つひとつクリアしていく達成感を味わってもらうことです。誰が何をできるのか、という個々の能力を把握しておく必要があります。

自分と同じスピードや質を求めてしまうと、できないことが目についてイライラしがち。仕事の重要度を教え、期限を設定し、力量に合わせてうまく配分してあげましょう。

褒め言葉は周囲の人間から言ってもらう

褒められて嬉しくない人はいません。

できないことに目を向けるのではなく、最初はできたことを褒める。「社長があなたのことをとても褒めてたよ」と、褒め言葉は第三者を通して聞くのが嬉しいものです。本人には感謝の言葉を述べ、周りの人間に褒め言葉を言ってもらいましょう。

もし褒め言葉ではなく愚痴を吹聴するなら、単なる陰口として受け取られます。また、あまりに特定の人物だけ褒めていると周囲の人間は面白くありません。自分は何をやっても褒められない、と思う人だっています。

万遍なく目を向けてください。誰にでも良いところは必ずあります。

口だけではなく手本を見せる

どのような仕事でも、手本を見せることが大切。

百聞は一見にしかずで、一から言葉で説明するよりも行動で示したほうが伝わります。手本を見せた後、様々なケースがあることを説明し、その対処法も伝えます。

指示だけ与えていると、「あいつは口だけだ」となります。偉そうにふんぞり返って言うことだけは一人前の上司に心当たりがありませんか?

人を育てるためには自分で考えさせることも大事ですが、それはほったらかしのままで良いというわけではありません。相談をもちかけられたら答えをすべて教えるのではなく、ヒントを提示しましょう。時にはあなたの手本がヒントとなります。

各人の個性を見抜く

100人の部下がいれば、100通りの個性があります。

先ほどの褒め言葉にしても、単純にやる気を出してくれる人もいれば、自分だけ褒められると周囲の人から嫉まれないかと心配する人もいます。個々の能力を把握しておくだけではなく、性格もつかんでおくべき。

そのために自ら積極的に話しかけ、コンタクトをとらなければなりません。一部の人間とだけ親しくしていると、いらぬ派閥が生まれたりするのでご注意を。

人格を否定するのは絶対避ける

仕事を覚えてきたら、叱る場面も出てきます。

感情に任せて怒るのではなく、叱るのです。上司だって人間ですから、イライラして感情をぶつけることはあるでしょう。そんな場合でも、決して本人の人格を否定してはいけません。あくまで仕事の過程と結果、そして本人の意識に対して叱るべきです。

嫌われることを恐れるあまり叱ることができない上司はたくさんいます。ですが、避けて通ることのできない道。人を使う上で一番難しい部分かもしれません。

まとめ

5つのコツはいかがでしたか?

いきなり今から改善するのは難しいので、少しずつ進んでいきましょう。完璧な人間など誰もいませんが、立場が上になるほど完璧を求められるのもまた事実。

もしこれから起業して一国一城の主になろうと考えているなら、今の仕事をうまく進めることだけではなく、どうすれば社員がついてきてくれるかも考えなければなりません。

チームワーク

ちょっと思い出してみてください。学生時代からリーダー格でグループをまとめていた人気者がいましたよね。なぜ彼は慕われたのでしょうか。頭が良いから?運動ができるから?人を惹きつける魅力があったから?

さあ、あなたは会社という組織をうまくまとめて、上手に人を使うことができるでしょうか。

それでは、また。