2016/10/0524 Shares

WordPressのカテゴリー見直しと整理に役立つプラグイン2つ+α

計画

ブログを運営しているとどんどん記事がたまっていき、ふと振り返ってみるとわりと適当なカテゴリーに分類してしまっていることがよくありますよね。

このブログも最初からきちんとした設計図があったわけではなく、記事を書くたびに少しずつカテゴリーを増やしてきました。運営から 1 年ちょっとで記事数が 200 近くになり、そろそろカテゴリーを見直す時期にきたので先日から裏で作業中です。

ひとつずつ修正していくのは大変なので、できるだけ効率的に再分類する方法を探してみました。そこで見つけた便利なプラグイン 2 つとサイトマップ作成ツールをご紹介します。

カテゴリーを見直す意味

僕は記事を書くのと同じかそれ以上カスタマイズが好きで、たまに「カスタマイズ熱」が高まって記事更新そっちのけであれこれいじってしまいます。

先日も、その熱が影響してトップページを大幅に変更しました。

参考記事を書くより楽しい?ブログのトップページをリニューアルしました

ブログの一般的なスタイルである「投稿日順の一覧表示」から、ポータルサイトでよく見られる「カテゴリー別の新着一覧」という形に変更。

まだ日が浅いのでハッキリとしたことは言えませんが、今のところトップページから各記事・各カテゴリーページへ流れる方が以前よりちょっとだけ増えています。

親カテゴリーのみ表示していますが、子カテゴリーはどうするのか、3 件ずつの取得でよいのか、タグはどうするのかなどなど試行錯誤中です。

それよりも、客観的に自分のブログを見たときに『はたしてこの分類は適切なんだろうか』と思うようになりました(実際はかなり前から思っていたんですが、面倒で先延ばしにしていただけですw)。

で、各カテゴリーにきちんと記事を振り分ける意味は 2 つあります。

  • ブログを読んでくれる “ひと” が関連記事を探しやすくなる
  • ブログを巡回している “クローラー” が関連記事を探しやすくなる

カテゴリー見直しでアクセス数が変わる

相手が人かクローラーかの違いですが、いずれにせよ関連記事が探しやすくなります。

そして、カテゴリーに良質な記事がたまっていけば、「このブログは○○というジャンルに強いんだな」と認識してくれます。

ここは検索エンジンが順位を決定する要素となるので、カテゴリーを整理するだけでブログが生まれ変わるかもしれません。

SEO ではこの内部施策を「クロール最適化」といいます。

SEOど素人が最初に理解しておくべき検索エンジンの仕組みを解説

極論すると、人が関連記事を読んでくれれば PV 数が上がり、クローラーが関連記事を読んでくれれば順位が上がります。

特定ジャンルの専門家になることで検索上位表示される。興味のある読者が集まる。記事下やサイドバーに同カテゴリーの記事を表示することでひとりあたりの PV 数が増える。

まさに良いことづくめです。アクセスアップを考えているなら、ぜひこの機会にカテゴリー整理を検討してみてください。

定期的にカテゴリーを見直すほか、PV アップの施策はこちらが参考になります。

WordPressでカテゴリーを変えるときの注意点

WordPress で単に各記事のカテゴリーを変更するのは難しいことではありません。

わざわざ投稿編集ページに入らなくても、投稿一覧ページから「クイック編集」することでカテゴリーを変更できます。

クイック編集でカテゴリー変更

しかし、注意しなければならないのがパーマリンクです。

パーマリンク
各記事固有の URL のこと。permanent は「半永久的な」という意味で、パーマリンクは「半永久的なリンク」を指します。

ここにカテゴリー名が入るよう設定されているなら、カテゴリー変更時にパーマリンクも変わってしまいます。

■カテゴリーが入っているパーマリンク
http://naifix.com/blog/category-optimization/

■カテゴリーが入っていないパーマリンク
http://naifix.com/category-optimization/

「blog」カテゴリーから「seo」カテゴリーに移動すると、こうなります。

■カテゴリーが入っているとパーマリンクが変わる
http://naifix.com/seo/category-optimization/

■カテゴリーが入っていないパーマリンクはそのまま
http://naifix.com/category-optimization/

パーマリンクを変更しても、301 リダイレクトを行うことで検索エンジンからの評価はある程度引き継ぐことができます。

ただ、SNS のシェア数は引き継がれません。たとえ Twitter で 1,000 以上シェアされていた記事でも、またゼロからやり直しということになってしまいます。

それを気にしないのであればかまいませんが、後々カテゴリーを移動することを考えるならパーマリンクにカテゴリー名を含めないように設定しておくのがオススメです。

ちなみに、パーマリンクにカテゴリー名を含めたからといって、劇的に SEO 効果が見込めるわけではありません。

参考アクセス数がぐんぐん伸びる!WordPressで絶対設定しておきたい9項目

WordPressのカテゴリー変更を一気に行う方法

それでは、さっそくカテゴリーの変更方法を見ていきましょう。

今回の手順はこちら。

  1. カテゴリー名を含めた記事一覧を CSV で取得して整理
  2. サイトマップを可視化して見直し
  3. CSV をもとに複数記事のカテゴリーを一括変更

順番に解説します。

記事一覧をCSVで取得できるWP CSV Exporter

WordPress の標準機能にエクスポートツールがありますが、XML 形式しか選択できません。

この形式から整理するのはちょっと時間がかかるので、CSV で必要な項目だけダウンロードして、そのままさくっと Excel などの表計算ツールで並び替えやカテゴリー名の見直しをしましょう。

そんなワガママをかなえてくれるのが、「WP CSV Exporter」というプラグインです。

WP CSV Exporter

インストールして有効化すると、管理画面の[ツール]に[CSV エクスポート]が追加されるので、そこからファイルをダウンロードします。

今回必要なのは、「記事タイトル」と「カテゴリー」なので、その他はチェックを外します。あとはお好みで「公開日時」や「タグ」を取得すると整理しやすいかもしれません。

WP CSV Exporter 設定

今回は Excel を使用するので、文字コードは「Shift_JIS」を選択します。

WP CSV Exporter Shift_JISを選択

あとはダウンロードして Excel でファイルを開けば、このように記事一覧がズラリ並びます。

Excelで記事一覧を表示

管理画面でいちいち確認していくことを考えると、かなり楽です。

その他詳しい使い方は、制作者さまの記事をご覧ください。

WordPressの記事をCSVでダウンロードできるWP CSV Exporterプラグインを作ってみた

サイトマップ作成ツールSlickPlan

現在のカテゴリーを変えずに記事だけ移動する場合、この作業は省いてもかまいません。

もしカテゴリーの全面的な見直しと統廃合を行うなら、サイト全体の構造図を描いたほうがわかりやすいと思います。

サイトマップ作成ツールはいくつかありますが、今回は SlickPlan を使ってみました。

slickplan

有料サービスですが、30 日間は無料で使えます(※事前のクレジットカード登録などは不要)。

アカウント登録後、「CREATE A NEW SITEMAP」から作成。

SlickPlanで新しいサイトマップを作成

まずは現在の構造を描いていきます。

サイトマップを作成

「+ADD PAGE」でカテゴリーを追加していくだけ。線を書く必要がなく、配色もプリセットパターンから選ぶと自動的に処理してくれます。

このままだと横にずらっと並んでいくので、「ORIENTATION」を押して縦にしたほうが見やすいです。

ORIENTATIONボタンで縦に配置

あとは先ほどダウンロードした記事一覧と、アクセス解析をにらめっこしながらカテゴリーの見直しを行っていきます。

追加や削除が簡単にできるのはもちろん、並び順や階層がドラッグだけで変更できるのがこのツールの特長です。

カテゴリーの見直しは、以下を基準に行いました。

  • これ以上記事を増やす予定のないカテゴリーを削除
  • 検索サイトからアクセスが少ないカテゴリーを削除
  • アクセスが多い同ジャンルの記事をまとめてカテゴリーを追加

全体の構造が決まったら、次に各記事のカテゴリーをまとめて変更していきます。

カテゴリを一括変更できるBatch Cat

複数の記事をあちこちに移動させるため、「Batch Cat」というプラグインを使用しました。かなり便利なのですが、しばらくアップデートされていないため使用後は切っておいたほうが良いと思います。

現行バージョンの 4.1.1 ではとくに不具合は見られませんでしたが、環境によって動作に影響があるかもしれません。

念のためバックアップは忘れずに。また、キャッシュ系プラグインを使用しているならいったん停止しておくか、キャッシュをクリアしておいたほうが無難です。

Batch Cat

最初に新しく追加するカテゴリーを作成しておき、プラグインをインストールして有効化します。サイドバーの[ツール]に[Batch Cat]が追加されるので、そこからカテゴリーの移動を行いましょう。

上段でカテゴリーを選択して、移動させたい記事を表示します。

Batch Cat 記事を検索

移動する記事にチェックマークを入れ、下段のカテゴリー一覧で移動先を選択します。いずれも複数選択可。

Batch Cat 移動先カテゴリー選択

最下部にボタンが 3 つ並んでいますが、それぞれこのような意味です。

Set categories to posts
現在のカテゴリーから指定したカテゴリーへ移動する
Add categories to posts
現在のカテゴリーはそのままで指定したカテゴリーを追加する
Drop categories from posts
指定したカテゴリーから記事を外す

本体にこの機能が標準装備されていると便利なんですけどね。今のところはこのプラグインで対応しましょう。

カテゴリー変更後にやるべきこと

これでカテゴリー変更作業はすべて終了しましたが、万全を期すために以下の作業もやっておきましょう。

  • サイトマップが更新されているか確認
  • ウェブマスターツールで Fetch as Google

検索エンジン用のサイトマップを Google XML Sitemaps などで生成しているなら、更新を確認しておきます。

また、ひとが見る用のサイトマップを PS Auto Sitemap で生成している場合は、キャッシュが効いている場合があります。こちらもいったんクリアして実際の表示を確認。

設定画面の「キャッシュの使用」チェックをいったん外して「変更を保存」するとキャッシュがクリアされる

設定画面の「キャッシュの使用」チェックをいったん外して「変更を保存」するとキャッシュがクリアされる

最後に、Google ウェブマスターツールで「Fetch as Google」をしておけば完了です。

インデックス送信時は「この URL と直接リンクをクロールする」を選択する

インデックス送信時は「この URL と直接リンクをクロールする」を選択する

おつかれさまでした!

まとめ

カテゴリー変更はいつやるべきか、という明確な指針はありません。

しかし、記事を書く以外のメンテナンス作業もブログ運営の一環です。「3 ヶ月ごと」「50 記事ごと」など、自分で期間を設定して定期的に行うクセをつけておきましょう。

そうすることでブログがどんどん強化されていき、過去記事も息を吹き返すかもしれません。

メンテナンスでどのような変化があるかはこちらをチェック!

ブログの過去記事を修正する16のポイントと検索順位向上の実例

カテゴリー変更のデメリットは、過去記事をすべて書き直したい衝動にかられること、ですね…w

それでは、また。