2014/04/2692 Shares

これで解決!アクセス解析をアクセスアップにつなげる方法を大公開

access-graph

ブログ運営にアクセス解析ツールは必須ですが、『何をどうすればいいのかわからない』方はたくさんいます。具体的には、そのデータがアクセスアップにどう役立つのかがわからないんじゃないでしょうか。

どこからアクセスがあったのか、何人きたのか、というデータを毎日見て一喜一憂しているだけでは解析の意味がありません。

では、どのように有効活用すれば良いのでしょう。分析することで、どのようにアクセスアップにつながるのでしょうか。その答えをじっくりご覧ください。

アクセス解析はブログの目的と目標を達成するためにある

突然ですが、あなたのブログの目的を教えてください。

  • 広告収入を得たい?
  • 誰かとつながりをもちたかった?
  • 単なるライフログ?

では、目標を教えてください。

  • 月5万円を稼ぎたい?
  • SNSで拡散されたい?
  • 毎日1万PV?

このような目的と目標を達成するために、アクセス解析が必要となります。目標は具体的な数字であることが望ましく、解析は正確な数字が求められます。

今回のエントリーを書くきっかけとなったのは、甲乙人さんの記事でした。

分析をどうブログ運営に結びつけたらいいのかわかんねーんだよ!
誰か黒田官兵衛連れてこい。

今の甲がアクセス分析をすると、
PVが増えたら\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!。
減ったら(´・ω・`)
となるだけです。

アクセス分析してもアクセスは増えない-甲乙人生珍道中

これは甲乙人さんに限った話ではなく、ブログを始めたばかりの方なら誰でも持つ悩みじゃないでしょうか。

アクセス解析で得られるモノ

アクセス解析画面には様々な数字が表示されます。

どれもが重要な意味を持っていますが、当面は必要最低限の数字だけ追ってみましょう。その数字は、目的によって変わります

たとえばバナーをクリックしてもらうことが目的なら、どこから来た人が何の広告をクリックしたのか、というデータが欲しいわけです。

単にアクセス数を増やしたいなら、いつ公開した記事がなぜ見られたのか、というデータを分析することになります。

今回は、ブログ初心者がアクセス数を増やすために見るべきポイントとその改善方法に的を絞って進めていきたいと思います。

アクセス解析用語の基本

一口に「アクセス数」と言ってもいろいろあるので、Googleアナリティクスの表現に基づいて簡単にご説明します。

ユーザー数

まず、「ユーザー数(UU)」ですが、これは「何人きたのか」という数字です。100人がブログにきたら、UUは100になります。

同じ人が1日に何度訪れてくれても、この数字は変わりません。重複しないカウントです。

ページビュー数

つづいて「ページビュー数(PV)」ですが、これは「何ページ見たのか」という数字です。100人が1ページずつ見れば、PVは100に。100人が2ページずつ見れば、PVは200になります。

同じ記事をリロード(更新)したときもカウントされます。

訪問数

わかりづらいのが、「訪問数(セッション数)」ですが、これは「のべ人数」です。100人のうち20人が1時間後に再びブログを訪れてくれたら、訪問数は120になります。

(※Googleアナリティクスでは30分ごとにリセット)

簡易版のアクセス解析ツールでは、このセッション数を表示しないこともあります。

訪問者数の違いに関してはこちらをご参考に。

「訪問者(数)」と「ユニーク訪問者(数)」はどう違うのか?

アクセス解析に対する考え方

アクセス解析のデータを基にブログを改善することになりますが、有効活用するためには考え方をちょっと変える必要があるかもしれません。

多くの方は、アクセス解析の結果だけを見て何かを探ろうとします。そのため、「結果に基づいて何をやればいいのかわからん」状態に陥ります。

本気で有効活用したいなら、まず仮説を立てることから始めなければなりません。ん? ちょっと難しい話になってきましたね。

仮説の検証がアクセス解析の目的

たとえばこのブログでもそうですが、多くのブログでは記事下に関連記事が表示されるようになっています。

これは、「記事下に関連記事を表示したらPV数が上がるんじゃないか」という仮説から始まっています。その仮説が正しいかどうかを見極める手段として、アクセス解析のPV数が必要になります。

関連記事を表示していない時期/表示している時期を比べ、表示したほうがPV数が上がると実証されたので僕はそのままにしてあります。

しかし、レイアウトによってはサイドバーに関連記事をおいたほうがPV数アップの効果が出るかもしれません。ここから新たな検証が始まります。

こうして仮説と検証を繰り返していくことが、アクセスアップへとつながっていきます。

なにを改善したいのか

アクセス数を増やしたいなら、それはユーザー数なのかページビュー数なのかで仮説は変わりますし、細分化していけばあらゆる施策が出てきます。

今そこに表示されている結果を見て、あなたは何をどうしたいですか? まずここを考えてみてください。

というわけで、頑張ってね。

…と放り出すのも無責任なので、いくつかのケースを挙げて一緒に考えてみましょう。

ユーザー数(UU)を増やしたい!

では、UU数を上げることから考えてみます。

ユーザー数が少ないということは、ブログの存在があまり知られていないことが考えられます。あなたのブログはどこからやってくる人が多いでしょうか。

大きく分けると、「検索サイト」「SNS」「他サイト」「お気に入り」という感じになります。ここからさらに細かく見ていくこともできますが、まずは大きな枠で調べてみましょう。

どこからのアクセスが多いのかを調べて入口を増やす

仮にSNSからの流入が多く、検索サイトからは少ない場合。

記事を書くたびにアクセスは得られますが、ちょっと更新が滞るとガクッと落ちます。入口がSNSのみという状況ですから、不安定な状態。今後は入口を増やしていくことが目標になるでしょう。

そのためには、定期的な更新が大前提。検索サイトから人が流れてくるまでは時間がかかります。

SNSからの流入が多い

SNSでたくさんのフォロワーがいて人が流れてくるのであれば、それはファンがついている証拠です。また、フォロワーが求めている情報と記事の内容がマッチしている状況と言えます。これはぜひ活かしましょう。

記事数を増やしていくことで他のブログから紹介される数も多くなり、そこからのアクセス数が増えるとともに自然な被リンクへとつながります。ささいなつぶやきから、フォロワーがどんな情報がほしいのか探って更新していきましょう。

そうすることで、徐々に検索サイトから拾われるようになっていきます。SEOに関してはさまざまな施策があるので、少しずつ勉強しながら検証してください。

とにかく、誰かが役立つと思ってくれる記事がなければどうしようもありません。

SNSのフォロワーは、記事そのものより運営者自身を見ています。それは何ものにも替えることができない貴重なファンですから、大切にしてください。

フォロワーが紹介してくれた記事が拡散するかどうかは記事の内容が鍵になりますし、そこをきっかけに新たなファンが増えてくれればUUは徐々に増えていきます。

面白いことに、内容によってTwitterとFacebookの反応が違うこともあります。はてなブックマーク数やPocket数も変わります。ターゲットを絞って仮説と検証を繰り返してみましょう。

訪問者が何を求めているかを探る

検索サイトからの流入がそこそこあるのであれば、そこから需要を探ることができます。

キーワードを選定してから記事を書き、それを検証するのがアクセス解析なわけですが、自分が意図しなかったキーワードがヒットしていることもあるでしょう。

需要があるとわかればその記事をシリーズ化したり、補足記事や別視点からの記事を書いて、ひとつのカテゴリをつくることで強化を図ります。

keyword-article

運営者にとっては残念なことに、Google検索のキーワードは(not provided)と表示されてしまいます。検索クエリとアクセス数の多い記事から推測して需要を探ってみましょう。

Googleウェブマスターツールでは、クエリの詳細を確認できます。

queries

このキーワードで実際に検索して、ライバルはどのような内容で記事を書いているのか、上位サイトは自分のブログより何が優れているのかを探ってみます。

アドワーズのキーワードプランナーでは、どのくらい検索されているキーワードなのかを調べることができます。検索ボリュームと競合サイトが少なければ上位表示の可能性は高くなります。今後伸びる見込みがある分野なら継続して改善していきましょう。

月間検索数

関連キーワードツールを使うと、どのようなワードと組み合わせて検索されているのかを調べることができます。

記事を増やして新たなカテゴリを作る時の参考になりますね。

関連キーワードツール

AdWordsキーワードプランナーに関してこちらが参考になります。

Google Adwordsキーワードプランナーの使い方

新規訪問数とリピーター数の割合

毎日のUUは、初めてきてくれた方なのか、いつもきてくれている方なのかにわかれます。

流入元によってその割合は変動しますが、もし毎日のように新規訪問数の割合が高いのであればちょっと考えものです。それは、あなたのファンではないからです。

新規訪問数のうち、滞在時間と直帰率を見てみましょう。滞在時間が数秒で直帰率が100%に近いなら、訪問者が求めていた情報がなく期待外れだったのかもしれません。表示速度が極端に遅いことやタイトルと記事内容の誤差がありすぎることも考えられます。

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訪問者がファンになってくれれば、UU数は底上げされていきます。ファンになってもらうために、記事の更新頻度を早めたり、RSS登録やSNSでフォローしてもらう導線を作って検証してみましょう。

新規訪問者を獲得するより、どうすればもう一度ブログに訪れてくれるかに重点を置いた運営がUU数アップの鍵と言えます。

ページビュー数を増やしたい!

では、今度はPV数を上げることを考えてみましょう。

UUに比べるとこちらのほうが対策しやすいと思います。ユーザー数は外部からの流入ですが、ページビュー数は内部の回遊だからです。つまり、自分のブログ内で対策できる範囲。

順番が前後しましたが、こちらから取り組んでみることをお勧めします。

関連記事を表示して1ページでも多く見てもらう

PV数を増やすためには、1回アクセスしてくれた時に他の記事も読んでもらうような導線を作るのが簡単で確実な方法です。

先ほどのたとえでも触れたとおり、当ブログでは記事下に関連記事を表示することでPV数が増えました。単に表示するだけではなく、誘導する文句もいろいろ変えて検証しましょう。

見出し記事を「関連記事」よりも「こちらもあわせてご覧ください」のほうがPV数は増えるかもしれません。あるいは「こちらの記事もお役にたちます」「こちらの記事も読まれています」としたほうが増えるかもしれません。

目をひくデザインに変えてみたり、配置場所を変えてみたり、表示数を変えてみたり、やることはたくさんあります。

目立たせたいあまり過度な装飾を施しているブログもありますが、乱雑な印象を与えてしまい逆に目立たなくなってしまうこともあります。やりすぎには気をつけましょう。

関連記事表示

タグやカテゴリといったキーワードをもとに関連記事が表示されることがほとんどなので、ここもきちんと設定しておきましょう。

当ブログでただ古い記事を並べておいたこともありますが、PV数は関連記事表示のほうが高いという結果になりました。また、自動表示よりも記事本文内で関連記事を紹介したほうがクリック率は高くなる傾向にあるので、手動で対策するのも良いでしょう。

Googleアナリティクスでは、どのリンクがどれくらいクリックされているのかを調べることができます。PV数の推移と合わせてチェックしてください。

設定方法はこちらの記事が役立ちます。

「なぜ?」が見えるGoogleアナリティクスの設定方法

読みたいと思わせるタイトルをつけよう

関連記事を表示しているのにPV数が増えないのであれば、訪問者が最初に訪れたページの内容が面白くないと思ったか、役立たないと判断した可能性があります。関連記事が表示される前に離脱してしまったのです。

カテゴリやタグの設定が不適切で全然関係のない記事が表示されていたり、タイトルが読みたいと思わせるものではないことも考えられます。

タイトルは、ブログ外部からの流入やSNSでの拡散にも影響します。秀逸なタイトルは、一瞬で中身を想像させ、それを読むことでどのようなメリットがあるのかを伝えます。

ブログ運営に関する記事下に「今日のラーメン」というタイトルの記事があっても、クリックされる可能性はゼロに近いです。

アクセス解析を見れば、訪問者がどのようにブログを読み進めているかがわかります。反応のない記事タイトルを修正して新たに検証してみましょう。

ユーザーフロー

関連記事はただ並べておけば良いということではなく、タイトルは自分がわかれば良いというわけではありません。訪れてくれた方がどのように見るのか、どのように想像するのかを考えます。

その結果は数字となって表れますが、ときには誰かに直接感想をもらうのも良いですね。

Twitterアナリティクスでツイート解析

ブログのアクセス解析に関して話を進めてきましたが、Twitterも解析することができます。

Bufferを使えば各ツイートに対する反応やリーチ数を簡単に計測できます。どの時間に流したどんな内容のツイートに反応があったのかが一目瞭然。

WordPressに関する記事を平日午前10時に流してツイートの反応率が高かったなら、午前中に同テーマの記事を公開してつぶやけば多くの方に見てもらえるかもしれません。

Buffer

Twitterアナリティクスを使えば、さらに詳細な解析が可能です。公式なので新たにアカウントを取得する必要もありません。

Twitterアナリティクス

このように、フォロワー数の増減や興味分野が一目でわかります。

Twitterアナリティクス-フォロワー

各ツイートの反応数や影響力のあるユーザーも確認できます。

Twitterアナリティクス-スナップショット

Twitter解析も、まず仮定からはじまります。結果だけを見るのではなく、何を検証したいのかを基にデータを取っていきましょう。

まとめ

アクセスアップに的を絞って解説してきましたが、改善点や施策は各ブログによって変わるので、みんなと同じことをやれば誰もがアクセスアップするわけではありません。

今日の話も最大公約数。端的にまとめるとこのようになります。

  • ブログの目的と目標を明確にする
  • 仮説を立てて検証する
  • 記事更新を欠かさない
  • 役に立つ、面白いと思われる記事を書く
  • ファンをつくる

広告をクリックしてもらうのが目的なら見るべきポイントも必要とするデータも変わります。

Googleアナリティクスにはそのための機能がたくさん盛り込まれており、使いこなすためにはかなりの知識が必要です。まずは今すぐできる簡単なことから実践してみましょう。

すべては数字となって表れます。自分の目論見が当たったときの喜びもブログ運営の楽しみ方のひとつですね。アクセス解析を見るだけでなく、ぜひ活用してください。

それでは、また。